いわき湯本温泉の旅館「岩惣」での朝は、抜けるような青空と眩しい朝日で目覚めました。時計の針は6時、隣の妻はまだ寝ています。朝風呂を浴びに、最上階の展望台浴場へ向かいました。昨夕に続いて再び私一人で大浴場を貸切状態です。しかし、浴槽の湯の温度は、昨夕よりさらに熱くなっているように感じました。朝8時、旅館の標準的な和食の朝食を戴いて、9時半頃にはチェックアウトし、2日目の目的地である「アクアマリンふくしま」へ向かいました。
「アクアマリンふくしま」は、いわき市の中心部、小名浜港に隣接した埠頭に立てられています。ガラス張りの巨大な建物の外観と、イワシ、カツオ、マグロを中心とした温帯の潮目域のサカナをテーマとした大水槽で有名です。その他にも、福島県の河川上流域までカバーする幅広い生態系の展示や、水生動物の進化の歴史を解説した大掛かりな展示や、沖縄北部のヤンバルの森をテーマにした企画展示があり、またまたずいぶんと勉強になりました。
アクアマリンふくしまのエントランス。 |
一番のみどころは、大水槽。ゆったりと泳ぐウミガメとともに。 |
お昼は、水族館に隣接する商業施設「ら・ら・みゅー」の中の寿司店に入り、妻はにぎり寿司、私はカツオ刺身定食、加えてウニの握りを2カン注文しました。にぎり寿司には特産のメヒカリ唐揚げも付き、さらにめずらしいドンコの握りもあって、妻は大喜びでした。お腹一杯になったところで、アクアマリンふくしまに再入館してもう一度ゆっくりと廻って、午前中よりも空いた館内でさらにじっくりと展示を眺めました。
カツオとスマの群れ |
体長2m近いクロマグロが3匹 |
2頭のゴマフアザラシ |
2時過ぎ、アクアマリンふくしまを後にして、今度は日立まで国道6号線を海岸沿いに走ってみることにしました。途中、伊師浜海岸にある国民宿舎「鵜の岬」に立ち寄って、海岸散策とコーヒータイムを楽しみました。最後に訪れたのは、「多賀総合病院」です。ここは、妻が生まれた病院で、外観はだいぶモダンに改装されているようですが、3階建ての建物の一部は当時の建物の構造のままのようです。敷地は広く大海原を望み、とてもゆったりとした環境の病院でした。
国民宿舎「鵜の岬」前の海岸 |
多賀総合病院の外観 |
日立南太田ICから常磐自動車道に入って、途中渋滞も無く順調に都心を抜け、夕方7時過ぎに横浜の自宅に帰り着きました。遊・湯・食・学のすべてに大満足の、1泊2日ドライブでした。