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やっと撮れたよ! ミコアイサ

2009-02-08 22:18:00 | bird watching

 通称パンダガモとも称されるとおり、パンダのような白黒模様がかわいいミコアイサですが、人一倍臆病な性格で、接近して撮影するのは至難の業です。 長野県佐久市の千曲川で、そのミコアイサの撮影にトライしました。

 佐久市の千曲川のほとりの東京電力調整池には、冬季には多くのカモ類が羽を休めています。今年も雄雌合わせて10羽くらいのミコアイサがここに来ていますが、彼らは遊歩道に囲まれた調整池にはなかなか来ず、たいていは隣接する千曲川本流の堰堤の上手に広がる100m四方ほどの池にいます。そこで今日は、2段になっている堰堤の下流側から身を隠してミコアイサに近付く作戦を取りました。今の季節は千曲川の流量が少なくなっており、堰堤の上を安全に歩くことが出来ます。この作戦は見事的中し、約20mまで近付くことができました。当然、慌てたミコアイサは周囲のオオバンとともに、池の反対側へ向けてどんどん泳ぎ去ってゆきますので、あらかじめカメラとレンズをセットして直ちにシャッターを切れる準備をしてから接近しました。

 それにしても、この日は北風が強く吹きつけ、気温は4℃くらいまで上がっているものの、凍える寒さです。この強風で波立つためか、堰堤湖のカモ類はいつもより少ない印象でした。そこで、調整池の方へ戻ってみると、なんと今日は5~6羽のミコアイサがこちらにいるではないですか! しかし、調整池とは言っても対岸まで100m近くあり、南側の岸辺には身を隠す場所も無いため、レンズを向けているとカモたちはみな北岸に寄ってしまいます。 そんな折、20名くらいの探鳥会のご一行様がマイクロバスで到着し、超望遠レンズを付けてクルマも買えるほどの立派な撮影器材を担いだ皆さんが降りてきました。たまたま彼らの会話が耳に入ってくると、彼らは池の北岸方向に向かう相談をしています。 しめた! ちょっと小高くなっている北岸に超望遠レンズがズラリと並んでご一行様が仁王立ちしてくれれば、ミコアイサたちは池の中央まで来てくれるはず。私はすぐに池の南岸に移動して、座り込んで低い位置にカメラを据えて、池の中央付近を狙いました。この目論みも見事的中し、ここでもそこそこの写真を撮ることができました。

 調整池の周囲はバードウォッチャーだらけになってしまったので、私は一人、千曲川の河川敷の方へ移動して藪の陰に腰を下ろし、調整池周辺から逃げてきた小鳥たちが現れないか待ちました。ここでは2羽のクサシギをゲット。

 千曲川はこのくらいにして、次は香坂ダムシメを撮影しに向かいました。香坂は佐久市内から東へ沢沿いに登ったところで、行き止まりの谷筋のため人通りもクルマの往来もほとんどない、静かな集落です。道路沿いに栗の木が数本植わっていて、冬には毎年この周辺で30羽ほどのシメの群れを見かけます。ここでも今日は強い北西風のため、シメの群れはなかなかやってきません。少し場所を変えて探してみると、近くの畑でスズメの群れに混じって餌を啄ばむシメが数羽いました。物陰から少しずつ身を低く屈めて近付き、最後は這うようにして約15mまで近付いて撮影できました。

 冷たい北風の中で野鳥の姿を追いかけて、体がすっかり冷え切ってしまいました。佐久市内で簡単に遅い昼食を済ませた後、クルマで10分ほどのところにある浅科温泉の日帰り温泉施設、穂の香乃湯へ来ました。ここは大人350円という格安の入湯料が魅力です。でも、施設は新しくきれいで、サウナ、露天風呂も備わり、内容も満足です。


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