朝7時から、軽井沢野鳥の森へ散策に出かけました。
昨年はオオルリの当たり年でした。今年も多く見かけます。野鳥の森の湯川沿いの入り口から沢沿いに歩くだけで、4個体見られました。そしてオオルリに加えて、クロツグミも多く見かけます。野鳥の森で2個体、そのあと追分でも2個体見られました。近年、関東地方でペットから野生化したガビチョウが繁殖し、クロツグミと良く似たさえずりで惑わされますが、やはり本家クロツグミの方が一段と澄んだ歌声を聞かせてくれます。
野鳥の森で、立派な超望遠レンズ付きカメラを抱えた方に出会いました。それは別に珍しくはないのですが、私もその方も近くでさえずるクロツグミとオオルリには目もくれず、斜面に現れたヤブサメに釘付けになっていました。ヤブサメの姿はウグイスと良く似た大きさと色合いで、さえずりは人間の可聴域を超える高音域のため「シシシシシシ」と虫の音のようにしか聞こえない、何とも地味な小鳥です。その名の通り、薄暗く茂ったヤブの中を好むため、姿を見かけることは滅多にありません。ところが、今の季節は下草が茂る前で、斜面を歩き回るヤブサメの姿をバッチリ観察できました。餌を求めてかセカセカと歩き回るため、撮影も容易ではありません。この時期限定のレアものにレンズを向ける二人のバードウォッチャーは、ちょっと変わり者かもしれません。
本日の観察リスト:
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ホオジロ クロツグミ |
オオルリ ツツドリ |