ぽっかりと平日に一日休みが取れたので、日帰りで西伊豆の田子へ潜りに行って来ました。
今回は専用のタンクを手配出来なかったので、リブリーザーはなし。通常のスキューバ装備で潜ります。愛用のドライスーツは伊豆大島に預けっぱなしなので、この日は以前に使っていたスペアのTUSAのドライスーツです。ところが、なんかスーツがきつい!しばらく使っていなかったから縮んだか?いや、コロナ太りでしょう😢 まぁ、ちょっと窮屈という程度ですので、我慢しましょう。
田子へはほぼ2年ぶりです。一日中厚い雲が垂れ込めて、今にも雨が降ってきそうな、ちょっと残念なお天気ですが、波・風はなく水面は穏やかです。そこで、一本目は沖の浮島根、2本目は沖ノ島、どちらも港からボートで5分ほどの沖合のポイントです。陽射しはなくて海中は薄暗いのですが、透明度はまずまず、何とか15mくらい見えているでしょうか。沖合いにポツンと立つ根なので、潮流はそこそこ強く当たります。おかげでイサキやタカベは大きな群れが集まって、根のすぐ近くまで寄って来てくれています。そして、根の壁や割れ目には大きなキサンゴやナンヨウキサンゴが数多く伸びていて、それらがみなポリプを全開、ウスアカイソギンチャクも活発に捕食しており、見事な景色でした。
昼食をはさんで三本目には、白崎へ潜りました。ここは湾内で比較的浅いポイントです。特に岸近くの水深5mくらいには、多くのテーブルサンゴや枝サンゴが群生していて、そこには数多くのチョウチョウウオの幼魚が付いていて、まるで南西諸島か八丈島かと感じる景色ですが、周囲にはホンダワラやフクロノリも絡まっているのを見ると「伊豆らしい」現実に引き戻されます。もう数週間もするとこれらの海藻類が一段と成長して海底を埋め尽くし、春濁りも加わってくることでしょう。