前夜から北東の風が強く吹き続けていて、元町港の沖合いは朝から白波だっていました。 一本目は久しぶりに王の浜へ潜りました。エントリーしてロープ伝いに潜降してすぐ、水面近くにアオリイカの子供の姿がありました。しかし、その先は透明度が悪くて、せいぜい10mしか見えず、カメを探しても見つからず、ややがっかり。 キビレヘビギンポやミゾレチョウチョウウオを見ながら進んで、-24mの岩の亀裂では有馬さんが見慣れないウミウシを撮影していました。後で調べてみるとホムライロウミウシという、やや珍しい種類でした。周囲にはマツカサウオが10匹ほど、レンテンヤッコも見られました。帰り道ではイズヒメエイ、テングダイ2匹、ヨゴレヘビギンポ、シロハナガサウミウシをみて浅場へ戻ってきました。エキジット直前の浅場では、水面に2cmほどのナンヨウツバメウオの幼魚が漂っていました。
2本目は野田浜へ潜りました。 早くも南海上の台風12号からと思われるうねりが入ってきて、-15mの海底までかなり揺すられます。 水路を抜けたところで有馬さんがキンチャクダイの幼魚、コガネキュウセンの幼魚を見せてくれました。アーチの下には、20cmくらいの大きなイサキがいっぱい入っています。その外側の壁沿いには、ネンブツダイの子供の大群がいて、その中に数匹のカマスの幼魚も交じっていました。 砂地ではアオサハギの幼魚、コブヌメリ、根の壁ではミナミギンポ、コケギンポspを見て、浅場へ戻ってきました。エキジット間際の浅場まで、シマアジが入ってきていました。