Malapasqua島の北側沿岸にもダイビングスポットが点在しています。これらのポイントへは、島の南岸のダイブショップ前のビーチから５～６人乗りの小さなボートに乗って、１０分～１５分で行くことが出来ます。しかし私の滞在６日間は北風が強い日が続いて海上も１ｍ以上の波でした。大きなバンカーボートならこの程度の波でも進めますが、小さなボートでは波に行く手を阻まれてしまいます。結局のところ、比較的波の穏やかなNorth Point, Deep Rock, Lapus-Lapusの３か所しか潜れませんでした。
上のマップの左上に記されているGato Islandは、Malapasqua島からは１０ｋｍほど離れていて、バンカーボートで３０分ほどで行けます。ここは外洋にポツンの岩山が突き出た小島（Gato Island）で、ダイナミックな地形にソフトコーラルが見事に発達してカメラ派、マクロ派ダイバーに人気のポイントです。しかしここも途中の海域が強風と高波のため、最終日にようやく２ダイブ潜ることが出来ました。
■ イバラタツ Thorney Seahorse, Hippocampus histrix
North Pointの水深１８ｍくらいの小岩とサンゴが点在する平坦な砂地に居付いているようで、人気者の「ガイドねた」で、ガイドさんが探して嬉しそうに紹介してくれます。体長は１０ｃｍくらい。別々の場所ですが２個体見られます。
こちらはGato Islandで見られた別のイバラタツ。
■ オオモンカエルアンコウ Giant Frogfish？ Antennarius commerson - Lapus-Lapus
こちらも人気者の定番ガイドネタ。カエルアンコウの人気は世界共通なんですね。もう少し小さい方が表情が可愛らしいんですけど。体長は１２ｃｍくらい。種名はちょっと怪しいです。
■ マダコ Octopus sinensis - Kimud Shoal -18m
■ チョウチョウコショウダイ 幼魚 Harlequin Sweetlips yg, Plectorhinchus chaetodonoides
体長10cm以上ある、結構大きな個体ですが、幼魚は幼魚、臆病でサンゴの陰から表にはなかなか出て来ません。
■ オイランヨウジ Ringed Pipefish, Doryrhamphus dactyliophorus - Lapus-Lapus, -15m
小さな岩穴を覗いたら２匹発見、しかもオスのお腹にはタマゴがビッシリ！ 間口が広くて奥行きの浅い穴だったので、キレイに写真撮らせてくれました。
オイランヨウジ - Gato Island, -15m
■ ウミテング Dragon Seamouth, Eurypegasus draconis - North Point
動画見ると、この２匹はあんまり仲良さそうに見えませんねー。相性悪いのかなー？
■ カクレクマノミ Clown anemonefish, Amphiprion ocellaris- Lapus-Lapus
■ ハナビラクマノミ Pink Anemonefish, Amphiprion perideraion- Lapus-Lapus
カミソリウオ Robust Ghostpipefish, Solenostomus cyanopterus - North Point
■ ニシキフウライウオ Harlequin Ghostpipefish, Solenostomus paradoxus - Gato Island
■ ニライカサゴ False Stonefish, Scorpaenopsis diabolus - Lapus-Lapus
■ フサカサゴ Scorpionsifh, Scorpaenopsis sp.- Monad Shoal
■ フサカサゴ Scorpionfish, Scorpaenopsis sp. - Lapus-Lapus
