ZWO ASI 120MM-Miniは、ガイドによく使われるZWO社のCMOSカメラ。アンドロメダ本(JUNZO著)王道コース(FMA135+ASI585MCバ-ジョン)最後のパーツ。昨年9月末にZWO製品の値上げがアナウンスされ、慌てて購入。熟成させていた。(^^;
(本当は、Seestarの観望で忙しかったので、使う余裕なかった。)
なお、機材は
①赤道儀化AZ-GTi
②iPad mini6
③FMA135+UV IR Cutフィルター+ASI585MC
④SV165+UV IR Cutフィルター+ASI120MM-mini
⑤三又台座
⑥モバイル電源、他ケーブル
(他は、参考図書から、JUNZO著『アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル』を参照されたい。ほとんどまねなので)
画像①
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以下は、ガイド撮影までの悪戦苦闘(?)の記録。
2月9日(1日目)
ピント合わせられず、20分で撤収。ASIAIRの操作もほとんど忘れていることが判明。撤収後、販売店のマニュアルに目を通す。
2月10日(2日目)
太陽が西の山に沈むのを待って、5km先の鉄塔で(昼間の)ピント合わせ。
PS Align Proで、簡単にPA(極軸アライメント)設定
夜、シリウスを導入、プレートソルブしながら、無事導入完了。
AZ-GTiのアライメントいらなかった。(^^;
そして、いつものM42オリオン大星雲に移り、ピント合わせ追い込み。FMA135を終え、SV165ガイド鏡のピント合わせに進もうとするが、それが見あたらない。やむなく、主鏡設定をSⅤ165に変えて、ピントの追い込み。終了後、主鏡をFMA135に戻す。(後で調べたら、ガイド鏡の詳細設定画面にガイド鏡のピント合わせの補助機能があった。気づかず同じ場面を何度もやり過ごしていた。)
プロキオンに移動し、PA(極軸アライメント)に進む。取りあえず終了。Goodの花火は飛ばず。(^^;
*花火は飛ばず・・・極軸設定がある精度を越えると設定終了後にお祝いの花火が飛ぶ
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ASIAIRは、PA開始で鏡筒を数回移動させる。これまで最後の移動で軒や壁を写すことが多く悩んでいたが、東の低空の天体を導入すれば良い。これで解決した。
最後にガイドの設定。昨日読んだマニュアル。全く頭に残ってなかった。(^^;
闇の中でこれ以上は無理と判断。撤収して、いつものSeestarの観望に切り替え。
2月10日(3日目)
画像②撮って出し、M42オリオン大星雲
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昨日と異なるのは三脚の水平だしを確認。
M42導入。ピント確認。PA(極軸アライメント)。適当な所で終了させる。花火は飛ばず。
ガイド設定に入る。途中ガイド星が暗いので画面の1番明るい星をタップ。するとガイド星が切り替わる。1スターガイド(?)そのまま設定終了。ライブ画面に戻ると
画像③M42ガイド撮影中(スクショ)
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画面右上にガイドが動作している様子が出た。よかった。そして、ライブスタックに入り、撮れたのが画像②。
ところでガイドこれでいいのか?
画像④③の該当部分
なお、天体写真の世界のYoshidaさんのWebには、ガイド撮影について1から100まで解説があった。(^^;
そして、新たなる問題発生
10秒ダークファイルを用意して、バラ星雲
画像⑤iOS版『写真』アプリで、オート調整
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30秒ダークファイルを用意して、カモメ星雲
画像⑥iOS版『写真』アプリで、オート調整
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よし!と勇んで『写真』アプリで画像調整に臨んだが、輝度を上げると、画面一面ノイズだらけ。縮緬ノイズ?結露?はい終了(^^;
私なりに原因とその対策をを考える。
①実は、ノイズを下げようと、Gainを100に下げて撮影したのだが、これが間違い。Gainを252以上に設定しなければいけなかった。
理由は、ASI585MCの場合ノイズを低減させるHDCモードがGain252からはたらくから。
Neptane-CⅡはGain83から、Ceres-CはGain60ぐらいからHDCモードがはたらくので、それから考えて適当に100に設定していた。(^^;
②ディザー(ディザリング)の設定しないと。
③結露対策として、カメラレンズヒーターが必要だった?→Amazonで注文。
そして、新月過ぎの2月11日。M42オリオン大星雲、魔女の横顔星雲、バラ星雲、カモメ星雲と観望。相変わらず稚拙な画像ですが順次アップの予定。(blog最後に掲載)
JUNPYさんが新たに立ち上げたSeestar S50関連情報サイト
StellarScenesさんの『星座』へのリンク
購入店ではないのですが、こちらの方が基本情報はよくわかるので、販売サイトですのでご注意下さい。
電視観望の記録等関連Blog
12)例2、魔女の横顔星雲
13)例3、ばら星雲