よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望12(おうし座 M1かに星雲)

2023-10-15 05:00:00 | SeestarM天体
おうし座 M1(NGC1952、かに星雲、超新星残骸)

(時間的に前後する。本記録は10月12日のものであり、13日にSeestarアプリVer.1.9.0にアップデートしたことにより、よしべやのアップル製品の不具合は解消された。以下アプリVer1.8.0、Firmware1.65での記録。)

画像①該当部分トリミング

画像②LPフィルター使用、12分のライブスタック

画像③Seestarアプリ画面のスクショ
(Markをタップしてもアノテーションは表示されず、右上には、M1と出ているのに・・・)
画像④念のため、FitsファイルをAstapに読み込んでのアノテーション



超有名天体かに星雲、様々な記録に残る1054年の超新星爆発(SN 1054)の残骸。中心には、中性子星が残り、パルサーとして約1/30秒間隔で、電磁波やX線を放出している。

天文無知の観測員、春のベランダから、かに座が観測できなくなる時期に、かに座でかに星雲何処にあるか探した。その結果、なんとおうし座にあった。名前の由来は、イギリスの天文学者ロス卿が、フィラメント構造がカニの足に見えることかららしい。確かにフィラメント見えてます。やっと会えた。

画像②は、13日0時34分保存、12分のライブスタックの記録。12日の電視観望最後の天体。ここまで順調に電視観望続けてきたiPhoneSE3だが、かに星雲の自動導入できず、何度やってもメダカ部屋室内を写す、M10Plus(アンドロイド12タブレット)に切り替えると、一発導入。良かったと一息ついてよこを見ると終わらせたはずのSE3が光っている。なんと2台つなぎ(画像⑤)。
そのあと、観望最後までこの状態、一方を操作すると他方もそれにつれて画面が変わる。ただし、画像が保存されるのは操作した端末のみ、怪我の功名みたいなものだが、よい体験ができた。これで館長や飼育員さんと一緒に観望できる。

画像⑤アプリ画面をピンチアウトで拡大した、色合が違う

画像⑥iステラHDによる観望位置


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)AstroArts - メシエ天体ガイド:M1

8)かに星雲 - Wikipedia


電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)電視観望の記録151(おうし座 M45昴)

撮影情報
2023年10月13日午前0時半頃、晴れ
メダカ部屋 
おうし座 かに星雲(M1、NGC1952、超新星残骸)
Seestar S50+iPhone SE3、12分間のライブスタック撮影、LPフィルター(光害カットフィルター)使用
AffiniyPhoto2で画像調整
「写真」アプリで、各調整
「AIで写真高画質」で、ノイズ処理(弱)

追加)
ZWO Seestar関連怒涛のUpdate
この1週間で、
iOS版
1.8.0→1.9.0→1.9.1
Android版
1.7.0→1.8.0→1.9.0
Firmware
1.65→1.68→1.70