陸生脊椎動物の5種に1種、野生動物取引の対象に
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台湾の動物園で飼育されるセンザンコウ(2019年7月22日撮影、資料写真)。(c)Sam YEH/AFP
【10月4日 AFP】世界で5500種以上の鳥類や哺乳類、両生類、爬虫(はちゅう)類が、野生動物の市場で売買されていることが、米科学誌サイエンス(Science)に4日に掲載された調査で明らかになった。陸生の脊椎動物の5種に1種が取引の対象となっている計算で、その市場規模は、当初推定の50%前後も大きいことが分かった。
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野生動物がペット用や動物製品用に合法および非合法に取引され、その市場規模は数十億から数百億ドルに上っている。生物多様性を脅かす重大な脅威の一つとして認識されているが、取引の規模は十分に把握されていなかった。
実際のところ、陸生の脊椎動物3万1745種のうち5579種、割合にして18%が取引されているという。
哺乳類では27%が取引対象になっている。主に動物製品を作る目的で売買されており、例えばセンザンコウは、そのうろこや肉を狙って殺されている。
両生類と爬虫類は珍しいペットや動物園の展示用として売られることが多い。鳥類は23%が、ペット用や薬の材料として取引されている。
例えば、象牙に似た、オナガサイチョウのくちばしの上にある突起の需要が高まっており、2012年から数万羽が取引されている。
論文執筆者らは、現在取引されている種との類似性に基づいて、今後さらに最大3196種が合法あるいは非合法的に取引されると予想。そのほとんどは絶滅寸前の種やその可能性がある種だという。この一例として、アジアでセンザンコウを見つけるのが困難になったのに伴い、アフリカ産のセンザンコウが取引されるようになった。
論文は「往々にして、深刻な減少が記録されて初めて、種の保護が叫ばれる」と結論付けている。(c)AFP
中国初のシェア飛行機プラン提案、頭金15万円で飛行機が持てる?
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展示された多くのヘリコプター(2019年9月29日撮影)。(c)CNS
【10月4日 CNS】「2019四川国際航空航天展覧会(Sichuan International Aviation & Aerospace Exhibition 2019)」が中国・四川省(Sichuan)広漢市(Guanghan)で9月29日開幕した。この展覧会で、ある企業が中国では初めての「シェア飛行機プラン」を提案、議論が熱く盛り上がった。
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この提案を行った四川泛美通用航空集団は、シェア飛行機プランの対象機種として、米国パイパーエアクラフト社(Piper Aircraft)製の、翼と着陸脚が固定式の小型飛行機パイパーアーチャー「PA-28-181 Piper Archer」を展示した。この展示は多くの来場客から注目され、多くの質問を受けた。
同社は2018年2月、パイパーエアクラフト社に252機を発注し、同時にパイパー社の大中華圏の独占的提携商になった。
「泛美通用航空集団は今後、もっと多くの機種をシェア飛行機用に投入し、異なる階層の顧客のニーズに応えていく」と李董事長は今後の計画を示した。(c)CNS/JCM/AFPBB News
第12回中国国際漫画祭アニメ・ゲーム展、広州で開幕
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コスプレ姿でポーズをとる若者(2019年10月2日撮影)。(c)CNS/姫東
【10月4日 CNS】中国・広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)で2日、第12回中国国際漫画祭アニメ・ゲーム展(CICF×AGF)が開幕した。今回は「ビッグベイ・エリアにビッグアニメを」というテーマで、100社を超える海外の著名な企業が参加している。(c)CNS/JCM/AFPBB News
香港オフィス街、会社員らが「覆面禁止」に抗議デモ
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香港のオフィス街にあるチャーターガーデンで、政府による覆面禁止の動きに抗議する人々(2019年10月4日撮影)。(c)Mohd RASFAN / AFP
【10月4日 AFP】香港政府が抗議活動の参加者に覆面を禁じる方針であると報じられる中、香港の金融街では4日、会社員らが中心となって「覆面禁止法」の制定に反対する大規模なデモ行進が行われた。
中国本土への容疑者引き渡しを可能とする「逃亡犯条例」改正案をきっかけに始まった香港のデモは、強まる中国支配への反発から拡大。参加者たちは、催涙ガスなどから身を守りつつ身元の特定を避けるため、マスクやゴーグル、ヘルメット、ガスマスクなどを着用している。
英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(South China Morning Post)によると、閣議決定されれば4日中にも「覆面禁止法」の制定が発表され、5日午前0時をもって発効するとみられる。(c)AFP/Jerome TAYLOR, Jasmine LEUNG
ほっとする場所、新疆ウイグル自治区の特色ある民宿が人気
【10月4日 Xinhua News】秋の観光シーズン到来とともに、中国新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の地方色豊かな民宿を宿泊先として選択する観光客がますます増え、「民宿に宿泊し、民間風習を楽しみ、農村を観光する」スタイルが新たな流行になっている。
同自治区の観光客向け民宿は現在、2000軒余り。2018年に延べ300万人以上の利用者を受け入れ、4億4500万元(1元=約15円)の収入を実現、3万5000人の就業を後押しした。(c)Xinhua News/AFPBB News
*上記はAFPBBNEWSの記事から引用しました。
*今日の一言
セブン「商品は神。本部はクソ」バイト学生に真意聞くと
取材考記 東京経済部・土居新平
7月11日、セブン―イレブンが沖縄県に初進出した。47都道府県で最後となる出店に期待は高く、那覇市の店では午前7時の開店前から200人の列ができた。
先頭にいたのは、千葉県の男子大学生。前日夜に沖縄入りし、店の前で朝を待ったという。
セブンのどこが好きなのですか。こう聞くと、彼は「商品力が『神』です」と答えた。そして、語気を強めて一言つけ足した。「セブン本部はクソですけど」
彼の声は記事にしなかった。言葉として乱暴だし、初進出に盛り上がる空気を伝えるのには合わないと判断したからだ。
その代わり、2番目に並んでいた地元の大学生の「おにぎりがおいしいと聞いていた。ファミマやローソンとの違いを確かめたい」という声を紹介した。
吐き捨てた言葉 その真意は
でも、ずっと「本部はクソ」という言葉が気になっていた。9月下旬、連絡をとって改めて話を聞いた。
彼は大学4年の清野哲生さん(22)。セブンでのアルバイトを4年ほど続け、いまは週4~5日働いている。人手不足は深刻で、夜10時から朝10時まで勤務することも多いという。
コンビニの店主は、本部とフランチャイズ契約を結び、加盟店料を支払っている。本部は「店主との対等な関係」を強調するが、清野さんにそうは映っていない。
勤める店の責任者は365日、一日も休みがない。本部の意向に沿い、廃棄が多いおでんを売らないといけない。本部の不祥事があっても客に怒られるのは店――。「加盟店への説明をもっと手厚くしてほしい」と思いを話した。
実際、セブンが牽引(けんいん)し、成長を続けてきたコンビニ業界はいま、岐路にある。店主の過酷な労働環境が明らかになり、24時間営業の見直しも含めた検討が進む。セブンも約200店舗で営業時間短縮の実証実験をしている。
セブン首脳「世論違う」
だが、セブン経営陣の言葉に現場との温度差を感じることがある。ある首脳は、店主からの批判について報道陣に「99%は(本部を)信頼してくれている。ネットの力もあり、それとは違った意見が世論になっている」と話した。「皆さんも同じクラスで首をかしげる人がいたでしょ」とも。声を上げた店主の方が「浮いた存在」だと言わんばかりに聞こえた。
清野さんは、時間が許せば各地のセブン店舗で買い物をし、沖縄で47都道府県すべてのセブンを制覇した。「POP広告とか店主の努力を見るのが好きです」。そんな若者が吐き捨てた言葉に、本部はどう向き合うのだろうか。
*上記は朝日新聞デジタル版の記事から引用しました。
*セブンの社員は、店の事より自身の出世に一生懸命で、店の主人は家来にぐらいしか思っていない気風が強い傾向があり、セブンが養っているという感覚で物事を考えている。これからはコンビニの時代ではないし、ネット主体の商売になるのでコンビニは廃れてくるかも知れない。労働時間が長いので年を取ると体がまいってしまうし、本部の信頼より労働時間をどうするかが最大の課題で、セブン本部はズレた考えしか持っていない。労働力不足に拍車がかかりコンビニは衰退するかも知れない。