エスカレーターや冷水器もオフ... 資金難の国連、省コストに奔走
米ニューヨークの国連本部で開かれた国連総会で演説するアントニオ・グテレス事務総長(2019年9月24日撮影、資料写真)。(c)Don Emmert / AFP
【10月14日 AFP】エスカレーターは停止し、暖房は低めの温度に設定、外交官向けのバーも早々に午後5時には閉店──ここ10年で最悪の予算不足に陥っている国連(UN)は先週、資金難対策として一連の措置を発表した。
国連の管理部門を統括するキャサリン・ポラード(Catherine Pollard)氏は、「他にどうしようもない」とコメント。今は3万7000人の職員に次の給料を支払うことが、最優先事項となっている。
国連は今年、運営費が14億ドル(約1500億円)不足していると発表。約60か国の分担金の納付が遅れていることをその理由に挙げている。
この不足分の9割を占めるのが、米国とブラジル、アルゼンチン、メキシコ、イラン、イスラエル、ベネズエラの7か国で、中でも米国の納付遅延分は10億ドル(約1000億円)を超えている。
国連は常に資金難に直面しているが、近年その規模は大きくなり、年度の早い段階で表面化し、長期化している。(c)AFP
2019年のノーベル経済学賞、米国の3氏に
2019年ノーベル経済学賞(アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞)の受賞が決まった(左から)アビジット・バナジー氏、エスター・デュフロ氏、マイケル・クレマー氏。スウェーデン王立科学アカデミーで(2019年10月14日撮影)。(c)Jonathan NACKSTRAND / AFP
【10月14日 AFP】(更新、写真追加)スウェーデン王立科学アカデミー(Royal Swedish Academy of Sciences)は14日、2019年のノーベル経済学賞(Nobel Prize in Economics)を、貧困に関する研究の業績で、インド出身の米国人アビジット・バナジー(Abhijit Banerjee)氏、米国人のマイケル・クレマー(Michael Kremer)氏、フランス出身の米国人エスター・デュフロ(Esther Duflo)氏に授与すると発表した。
同アカデミーは、3氏の「世界の貧困緩和に向けた実験的アプローチ」が評価されたと説明した。(c)AFP
1億年前の毛の生えたカタツムリ化石を発見 中国国内外の研究者
琥珀の中から見つかった殻の表面が毛の生えた殻皮で覆われたカタツムリ。邢立達氏提供(2019年5月31日撮影)。(c)Xinhua News
【10月14日 Xinhua News】中国と海外の古生物研究者は12日、北京市で、約1億年前のものとみられる毛状の殻皮を持つカタツムリ(Hirsuticyclu.electrum)を琥珀(こはく)の中から発見したと発表した。白亜紀のカタツムリの進化を研究する上で重要な意義を持つという。
研究はドイツと中国、スイスの研究者が共同で行い、研究論文は国際学術誌「iScience」に掲載された。
琥珀の中で見つかったカタツムリの化石は直径約6.6ミリで、殻の表面が毛の生えた殻皮で覆われている。研究者はこれらの毛について、カタツムリが熱帯の湿った森林に適応するための変化であり、植物に付着する力を強め、葉の上を登りやすくする役割があると考えている。(c)Xinhua News/AFPBB News
韓国法相が辞任 家族の不正疑惑の渦中
韓国ソウル南部にある法務省庁舎を後にする曺国氏(2019年10月14日撮影)。(c)YONHAP / AFP
【10月14日 AFP】韓国の曺国(チョ・グク、Cho Kuk)法相が14日、辞任した。曺氏は、子どもの不正入学疑惑などの渦中に置かれていた。
文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領が先月、曺氏を法相に任命して以降、反対派と支持派の双方による大規模な抗議デモが行われていた。
文大統領は曺氏の辞表を受け入れ、自身の任命が招いた「対立を申し訳なく思う」と述べた。(c)AFP
パリに現れたドガの世界、オルセー美術館でバレエパフォーマンス
【10月14日 AFP】フランス・パリのオルセー美術館(Musee d'Orsay)に11、12日の二夜、フランスの印象派画家エドガー・ドガ(Edgar Degas)が描いたバレエの世界が登場した。同美術館で開催されているドガ特別展に合わせたイベントで、パリ・オペラ座バレエ団(Paris Opera Ballet)がパフォーマンスを披露した。
特別展「オペラ座のドガ(Degas at the Opera)」は来年1月19日まで。(c)AFP/Martin Bureau
*上記はAFPBBNEWSの記事から引用しました。
*今日の一言
台風19号、54人死亡16人不明 1万1千人が避難しています。
2019年10月14日19時10分
この台風の影響で14日、福島県で11人、宮城県で4人の死亡が新たに確認された。13日までの集計と合わせると、死者数は福島県で16人、宮城県で10人、群馬県と栃木県でそれぞれ4人に上っている。川崎市の沖合で12日夜、パナマ船籍の貨物船が沈没し、7人が亡くなったことも台風19号の影響の可能性があるとされ、神奈川県内の死者数は計12人となった。
ほかに、神奈川県で5人、長野県で4人、福島県で3人などが行方不明となっている。
千曲川の堤防が決壊した長野県では、7435人が避難所に避難している。福島県で1390人、宮城県でも883人が避難しており、13都県で計1万1243人が避難生活を続けている。
国土交通省によると、長野県や茨城県など6県の21河川で堤防が決壊するなど、各地で川の水が市街地に流れ込んだ。床上浸水は確認できているだけで計5554棟に上り、計7478棟で床下浸水した。
14日は東日本の広い範囲で雨となった。これまでの大雨で地盤が緩んでいるところも多く、気象庁は土砂災害や河川の増水に警戒を呼びかけている。
経済産業省によると、14日午後3時時点で、13都県で計約7万8千戸で停電が続いている。このうち千葉県で約3万1千戸が停電しているほか、長野県でも約2万6千戸が停電している。
*上記は朝日新聞デジタル版の記事から引用しました。
*今度の19号台風は、甚大な損害を齎しましたが、政府も自治体も台風対策にはもっと掘り下げて、雨量や風等のを計算しなおして、対応できる対策を講じないと、何時までも安心安全な生活が出来ないし、迷惑を最大限にしないように配慮すべきです。