近所に住む90歳のお婆さんが来られ、
「子どもの頃に食べた【ごま】の『かきもち』の味が忘れられへんね。ついでの時に
搗いてくれへんやろか。ネコ餅にしてくれたらこっちで切るさかい」と
今年採れた【金ごま】をくださった。瓶にいっぱいあったが、炒ったので写真では
半分になっている。
どれだけ【ごま】を入れるの? と聞いても「適当に」。
ネットで調べてもいろいろあってどれがいいのかわからない。
【ごま】は炒った方が香ばしいので100g炒った。
初めてのことで、今回は
【もち米】 1.4kg(1升)
【金ごま】 大さじ 5杯
【塩】 小さじ 1杯
通常の 2/3の量だ。
蒸し上がり
すぐに【金ごま】を少しずつ入れた。
3杯入れたら女房殿と「これでええのと違うか」「いや少ないところもある」
と言いながら、
予定通り5杯入れた。
あとは見てるだけ。
「多かったんちがうか」「お婆さんに判断してもらおう」といいながら、
【ネコ餅】にした。
【蓬餅】は
昨夜のうちに切り、
「フードプロセッサー」で砕き
搗いた。
きょうのスマホ( 2017/04/24 イザというときの 4インチ スマホ )は
タイマーとして役に立っている。
すべて搗き終ったころにはやや固まってきた。
【丸餅】にした【ごま餅】を試食した。
【ごま】を噛むと香りが口中に広がる。
お婆さんに【ネコ餅】を届けると、
「最近は誰も搗いてくれへんね。ありがとう」。
喜んでもらってよかった。
容器の外からひと目見て「多いなあ、ええ【ごま】やさかい、ちょっとの
量でよかったのに。もったいない」と。
お婆さんの人生を語っているようだ。
晴