【マラソン】自分のペースで走る
幼児のマラソンで難しいことの一つに、最後まで走りきるモチベーションを作ることがあります。こちらは以前書きましたが、ただ走るだけの種目に飽きや疲れ、苦手意識などを克服し、声かけや授業の構成を通していかにマラソンをやりたいと思わせれるか楽しいと感じさせられるかが大切になってきます。
そしてしっかりと決められた距離または時間を走り切れるようになってきたら、少しずつスピードがあげれるように練習していきます。そのためにもまずは自分が同じペースで最後まで走りきれるスピードを知る事が大切です。どうしても他のお友達を意識して早く走ったり疲れてゆっくりになったり、ペースが乱れてしまいがちですが、まずは自分のスピードを知ることでもう少しスピードを上げてもいいのか、少し速いスピードで走っているのかが分かってきます。
体育教室ではマラソンの最後の20秒または30秒を余裕のある子はスピード上げるように指示していますが、ここでものすごくスピードがあげれるのであれば、通常のマラソンのスピードをもう少しあげてもいいと思います。
またペースを考えて走るのが難しければ、ペースメーカーを作りその後ろで走るというのもいい練習になります。同じスピードで走れているお友達の後ろで走ることで、ペースを考えることなく同じスピードで走る感覚を付けることができます。この時は、ペースは考えなくていい代わりに場所の取り方が重要になってきます。友達にあまりにも近い位置や囲われた場所、カーブから毎回遠くなる位置では疲れてしまいます。足が絡まらないぐらい間が空いていて自分が走りやすい場所を見つけ、そこをキープすることでかなり楽に走れると思います。
幼児ではなかなか自分のペースで走ることが難しいですが、練習ではまずは早い遅いにこだわらず、自分自身に向き合って走っている子を評価していき、子どもたちの意識をそちらに誘導することで少しずつ自分のペースで走る感覚を身につけてほしいなと思います。
参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
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