めちゃくちゃ書けなくて悩みました。
だから今回は短いです。これは自然対数の底のことです。
まずはウィキペディアの解説から。
「ネイピア数(ネイピアすう、Napier's constant)は数学定数の一つであり、自然対数の底として用いられる。レオンハルト・オイラーによって導入された記号 e によって表されることが普通であり、その値は
e = 2.71828 18284 59045 23536 02874 71352 …
と続く超越数である。オイラー数と呼ばれることもあるがオイラー γやオイラー数列とは別である。ネピアの定数とも呼ばれる。」
はい、訳が分かりませんね。つまり、円周率 π のような超越数なんです。超越数も解説を見てみましょう。
超越数(ちょうえつすう, transcendental number)とは、代数的数でない数、すなわち有理係数の代数方程式の解とならないような複素数のことである。有理数は一次方程式の解であるから、超越的な実数はすべて無理数になる。超越数論は、超越数について研究する数学の分野で、与えられた数の超越性の判定などが主な問題である。よく知られた超越数にネイピア数(自然対数の底)や円周率があるが、超越性が示されている実数のクラスはほんの僅かであり、与えられた数が超越数であるかどうかを調べるのは難しい問題だとされている[1]。
まあ、何で知ったかというと加藤元浩氏の「Q.E.D. 証明終了」7巻からです。
このマンガはとても好きで、最近三巻はまだ読んでいませんけれど、数学から物理学、日常からSF(タイムスリップ)までいろいろやっていて本当に面白いです。
難しいことを簡単に、簡単なことを分かりやすく伝えています。
これ、演劇でも重要です。
エンタテイメントとして考えられる演劇ですが、何をじゃあ一番観客は欲しているのか。
もちろん人によって違うとは思うのですけれど、私達が生きている人生、というものを一番理解していきたい、と思っているのではないでしょうか。
人の心の機微や、人と人との想いのすれ違いやキャッチボール、人生の浮き沈み、様々なものを私達は表現します。
“結局、人の心の中なんてだれにもわかんないじゃん!”といいたくなりますが、それでも知りたいと思うのが人の性。
それを少しでも、お客様の心に届くように創り上げていくのが演劇の仕事かな、と思います。
そして「Q.E.D. 証明終了」が面白く、興味深く、そして分かりやすくいろんな題材を取り上げているように、
世界でたった一人しか居ない観客一人一人に対し本当にたくさん存在する他者(自分という存在以外の事象)を少しでも理解する助けになるように、頑張っていきたいと思います。
最近の「演出家の眼」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事