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D:decision

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忙しすぎて遅れてしまいました。
すいません。

19日には、最後の授業も終わり、ぐだぐだと僕が学ばせてもらったこと=「コミュニケーションはとても難しいんだ」ということと、神の形に似せて創られている人間に不可能はない、と言う話をして終わった。
彼らの行く手には、構造的な不況が大きな口を開けて待っている。
演劇入門で学んだ創造性や、他の視点から問題を見てみることなどを使って諸般の問題をブレイクスルーしてもらえれば、と思います。

さて、Dです。
そのものずばりDirecting(演出)ということも考えたのですが、decisionにしました。
決断とか決定です。

MONOの土田さんのワークショップに仕事で付いた時に、演出家の仕事の一つに決めることがあるという話を聞きました。
照明さん始めスタッフさんたちは、演出としては些細と思える点でも必ず「こっちがいいですか?それともこっちですか?」と聞いてきてくれると。
自分としては「うーん、じゃあこっちかな。」ともっともらしく答えるそうです。

これは演出家の大事な仕事の一つで、「決める」ということです。
ただ、僕はこれまで書いてきたとおり、人からアイデアを貰って話し合いをしながら決定して行きます。

大学受験で必須の、「make a decision」という熟語があります。
「決定する」という意味です。

「決定」というものを「作る=make」と言う考え方が気に入っています。

演劇の創作の現場でも、いろんなことを試して、いろんな人のアイデアを形にしていきます。

でも、最後に舞台に乗せるときには、迷っていることはできません。

なので、最後に決定し、その舞台成果に対して全責任を負う人、それが演出家です。

ただし、決定(decision)は作られるものでなければ、演劇らしくないと思うのです。

本当にたくさんの人たちの協力があって初めて、僕は演劇を創れると思います。

いつかの公演の演出の言葉として、「僕は助けてもらわなければ演劇を創れない自信がある」と書きました。

僕は照明デザインできないし、音を作ったり、かっこいい舞台装置をたたいたりできません。

宣伝デザインもつくれないし、事務処理能力も人並みです。

ほんと、たくさんの人がいなければ、作品を創れません。

最後の決定を下すのは僕ですが、実際には、「決断」は一人で下しているのではないのです。
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