いつもリハビリをボイコットする父ちゃん。
今日も手で×印を作って『リハビリしなーい』宣言をしたそうな・・・。
でも、他の人のリハビリを見ているうちに『やっぱり、やる!』と言って、ほんの短時間だけリハビリしたそうです。立ったり座ったり、手摺で歩いたり・・・。気まぐれだけど、リハビリしてくれるのは良いことです。
家では絶対にやらないけど・・・。これも問題ですねぇ。
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先ほど『NHKスペシャル』で、早期リハビリが大事・・・という番組を見ました。
うちの父ちゃんはその時は絶対安静と言われ、しかも医者が『リハビリ』を指示しなかったんです。しかも、『寝ていれば治る』と言われて信じきっていたらしく、しばらくの間寝て暮らしていたんです。そして・・・本当に動けなくなった日が来たときには泣いたんです・・・リハビリすればよかったと・・・。
多発性脳梗塞から3年くらい経ったときに胃癌が見つかって、ついでにリハビリをしたいと言った時・・・もう遅い、と言われてしまいました。・・・なんてこと言うの・・・。
そのときの鬱状態があまりにもひどかったので、病院を変えたんです。その病院では、まだ『介護保険制度』が始まる前からディケアをしていました。週2回のリハビリは、鬱の父ちゃんにはくだらないものに見えたのでしょうね。はじめのうちは、まったくリハビリしなかったのです。時間の経過とともに、リハビリの回数も増えていきました。笑顔が出始めたのはかなり時間が経ってからだったと思います。
多発性脳梗塞から19年経ちました。今日ものんきにディケアに行って来ました。今ではディケアの『笑顔のアイドル』と呼ばれています。・・・あーぁ・・・ほんとにのんきだねぇ・・・。