ビバのよもやま日記

長い介護生活から解放されて、猫と酒におぼれる毎日を綴る日記です。

小さい背中・・・

2008-11-25 23:48:00 | 自宅介護

 悪戦苦闘しながら父ちゃんに朝御飯を食べさせるのも毎日の事・・・

 食べながら寝てしまうのにも慣れっこで、人差し指でデコピンして起こしながらの食事です。

 今日は何かが違っています・・・

 なんか・・・静かなんです・・・

 電話が来ないんです・・・

 こんな日はしょっちゅうですが、何かが違う・・・

 後で判明するのですが、電話の故障で着信が出来なかったようです。

 こちらからは電話できるのに、先方からは電話できない・・・

 それが分ったのは午後になってからでした。

 ケアマネさんが朝から何度も電話してくれていたのに電話が繋がらず、介護保険証を受け取りがてら様子を見に来て発覚したんです。

 すかさず電話会社に電話・・・駄洒落かい

 故障でも工事でもなく、とりあえず原因不明でしたが、主装置やらルーターやらの電源を入れなおすことで一段落しました。

 ネットは使えたのに、着信だけが出来ないって・・・どういうこと?

 そんなこんなで、まったく電話の故障に気がつかなかったんです。

 昼過ぎになって、ようやく新聞を読む私・・・

 いつもなら朝一で一通り目を通すのに、朝ドラの再放送を見ながらの新聞・・・

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 死亡広告の欄に見慣れた名前を発見してしまいました。

 思考回路が一時中断・・・

 そこには叔父の名前がありました。

 何度も入退院しているのは知っていました。

 夏の終わりごろには無菌室に入っていました。

 つい先週にも一時退院の電話ももらってました。

 そして・・・

 ・・・何度も電話を頂いたようです。

 連絡が取れないので、お使いの人が来る予定になっていたようです。

 とにかく急いで黒い服を探し出し、ご遺体のあるセレモニーホールに駆けつけました。

 どうにか納棺に間に合うことが出来ました。

 叔母の背中がとても小さく見えました。

 叔父のお顔を見ることも出来ました。

 とても優しいお顔でした。

 小さいときには、お習字や絵をほめてもらいました。

 高校の卒業設計の作品もほめていただきました。

 厳しくも優しく、とても褒め上手な叔父でした。

 叔父のおかげで、私の道が決まったというのも過言ではありません。

 『リンパ性白血病』・・・残念でなりません・・・