訪問看護ステーションジョジョ(株式会社THS&EK)のご案内

ジョジョは医療ニーズの高い人の訪問看護、療養通所(デイ)老人ホームをしています

二人の女性

2015-01-11 19:08:35 | 訪問看護
訪問看護にて

高齢者でない癌末期の女性。
その時が近づいた時
「死ぬ事は仕方がない」と語られた。
今まさに逝く時に・・・穏やかに・・・
残された家族に
「自分の事は心配しないで」と言葉を残し
自分の逢いたい人を呼んで面会される。

高齢者では無い3割負担。
結構な高額になる
家族は
家にいたい本人の気持ちを優先された。
苦しませる事だけはしないでほしいと。

私たちは
どれだけ支えになれたのか疑問だが
終末には家族が1日2回の訪問を希望され
一緒に涙を流した。
泣くなんて
プロでないと言う人もいるだろうけれど

利用者様から看護とは何かを学ぶ事が多い。


テレビの放送で

ALSのまだ若い女性が
同じように語られ
生前に自分のお別れ会を計画してほしいと
いわゆる生前葬であるが
笑顔で自分の仲の良い人に頼んでいる番組を見た。
自分で今まさに死にゆく時に自分の生前葬をプロデュース。
みんなで涙を流しながら笑顔で生前葬を計画実行された。
間もなく入院、翌日亡くなる。
私も泣いていたので良く覚えていないけど
ALSの患者の生き方を知ってもらうために
映像に残されたように言われた気がする。

私は
まあそれなりに、するべき事は終わっているので
いつ死んでも良いのだけど
この二人ほど強くなれないと思う
けど
老後、穏やかに少しだけ綺麗に
そして、この二人の女性のように
笑顔で最期を迎えられたらと思う。

私の死ぬ頃はきっと病院は満杯なので
家で死ぬしかないだろうけど

今は、「家で死ぬ」って、まだまだ難しい