Re-Set by yoshioka ko

■「恫喝外交」がまかり通るのか

 原因を作っておいて、それはおまえたちが悪いからだ、という。これが「恫喝外交」なのだが、北朝鮮はこれを常套手段にして、結局は実を取ってきた。今回のミサイル発射にも同様な姿勢を見せている。

 追い込まれているからだ、と解説しても、周辺国の「恫喝外交」対応には温度差がある。日米vs中ロvs韓国、という図か。

 日米は国連憲章第7条による制裁決議で断固とした制裁を、と主張する。中国とロシアは、思惑の違いはあるにしても、追いつめるのはよくない、という姿勢だ。韓国も、融和政策であんなにも支援してきたのに、答えがミサイル発射かよ、という苦々しい思いを抱きながらも、対話を閉ざしてしまったら、元も子もない、といったところだろう。

 明日にも提出される制裁決議案に各国はどう出るのか。答えが分かれれば分かれるほど、北朝鮮の思うつぼになる。気にくわないが、「恫喝外交」のある種の〈強み〉だ。こうして北朝鮮はまたひとつ得点を稼ぐのか。

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