北朝鮮はどういう出方をするのだろう。四分五裂の様相に、内心ほくそ笑んでいるに違いない。核の凍結、ミサイル発射の自制を促すことを目的とする中国の説得が、功を奏さなかった場合でも、北朝鮮はさらに一歩踏み込んだ決断ができる。当面考えられることは、「テポドン2」の発射だろう。そしてその先にあるのは、金融制裁解除と体制保障を求める「米朝会談」だ。
6カ国それぞれに思惑がある。北朝鮮が暴発したらどうしよう、という命題にどう答えるのか。数多くの難民が押し寄せることは避けたい、と中国やロシアは思うのだろう。暴発は必然的に巻き込まれることだ。それは悪夢というものだ、と韓国は考える。地続きであるが故の心情でもあろう。
日米は相変わらず強硬策一点張り、である。そう考えれば、残念ながら〈恫喝外交〉の冥利、というものであろう。
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