とんとんからしのあるがまま

ゆっくりと、のんびりと、ゆる〜いシニアの日々を綴ります。

「約束」。。。(ポエム)

2024-09-08 | 俳句

「約束」

 

待ちましょう

その気になるまで

確かに僕を

愛してくださるというのなら

僕は

いつまでも待ちます

 

この蕾がひらけば

愛は確実に

受け取れるのですね

 

 

何千万のお金より

僕は君の愛が欲しい

 

明日ですね

明日

ここへくればいいんですね

 

きっと僕を

失望させないでおくれ

 

あぁ、今夜は眠れそうにない

あの指切りを忘れない

 

からめた指が

永遠となりますように

 

 

リアクションボタンを外しております

悪しからず。。。

ご訪問ありがとうございます🙇‍♂️


童話「月の逢瀬」

2024-07-30 | 俳句

もしも、この世に

お月様が二つあったとしたら

あなたは新月で

わたしは満月

 

新月はこれから

だんだんと大きくなるのよね

夢と希望があるわ

満月は欠けていくのみ

ちょっとさみしい

 

でもひと月に一度

会える時があるのよね

それは、

あなたが上弦の月になる時

わたしが下弦の月になる時

二つの月は引き合って

一つの大きなお月様になる

 

それはそれは、美しく煌めいて

この世の月とは思えない

まったく、この世の月では

ないのだけれど

 

織り姫とひこ星は

一年に一度だけしか

逢えないけれど

月は毎月一度 会えるわね

 

今夜の下弦のお月様

左半分輝いて

右半分の上弦の月は

あなたの心の中に

輝いている

 


この道(詩)

2024-07-11 | 俳句

この道(詩)

 

この道は私の来た道

とても孤独だった

 

正義を通せば嫌われて

黙って見過ごすほど

賢くもなかった

 

梅雨の夜

テラスに落ちる雨音を

聞きながら

この道を振り返る

 

悩める人の話は

よく聴いた

憤りのない話を

聴いてくれる人もいた

だが一人二人と

居なくなった

 

むき出しの心は痛くて

いつも誰かに恋してた

 

この道は

やがて

雨粒のように消えて

跡かたもなくなってしまうだろう

 

わたしの生命が

消えるその時に

 

この詩を

ブログにアップする気は

ありませんでしたが

あの人に捧げたいと思いました

 

リアクションボタンを外しました、悪しからず。


欠けた愛のピース(ポエム)

2024-07-09 | 俳句

欠けた愛のピース

 

季節も事柄も移ろいでいる

気持ちだけ

完璧にしなきゃと

頑張っても詮無いこと

無駄な抵抗でしかない

 

だから、気持ちも移ろぎましょう

いい加減なところで

折り合いをつけて

ゆっくりと流れに任せたなら

幸せになれるはず

 

さぁ、欠けた愛のピースを

拾い集めて繋げていきましょう

熱い唇が冷めぬまに

 

 

土間コンクリート、ブロック積みの

工事に来てくれました今日。。。

明日からは、また傘マークです。。。


童話「心の棘」

2024-05-09 | 俳句

夢見る夢子ちゃんは、

ちょっとせっかちだけど

心優しい女の子

桜を見ていたかと思うと

真っ赤なチューリップを

のぞいていたり

ネモフィラの海を

泳いでいたり

栗毛色の髪をなびかせて

毎日、走ってるわ!

 

くるんくるんと髪の毛を

指にからませると次の星に

飛んでっちゃう

 

そこは山と海の星で

太陽が燦々とふり注ぎ

青色の海は

どこまでも澄みきって

藻がキラキラと輝いてる

お魚たちも幸せそう

山の緑はとりどりで

もこもこと歌ってるよう

それ以外は

何もないのよ

 

青年はそんな夢を見たの

夢子ちゃんに会いたいなぁ

会いたいなぁって、いつも

思ってる

だって、青年の心には

棘が刺さっていて

夢子ちゃんならきっと

抜いてくれると

咄嗟に閃いたのね

 

それから、青年は夢の中で

夢子ちゃんを追いかけました

追いかけても追いかけても

夢子ちゃんに

追いつけません

青年は、追いかけるのをやめました

諦めたのではありません

反対向きに歩き始めたの

 

そうしたら

素敵な夕焼け

オレンジ色に空は染まり

太陽がゆったりと

海に沈んでゆく

静かな一日の終わりは

新しい夢の始まり

 

ある雨の日

青年が海辺を歩いていると

ずぶ濡れの女の子が

佇んでいた

「どうしたの?」って声をかけたら

女の子は振り向いて

「生のエネルギーが切れ始めたの」と

潤んだ瞳で答えたわ

「え、少女なのに!?」

「えぇ、わたしは永遠の少女だけど

生命には限りがあるの。。。

もう、終わりだわ。。。」

青年は答えた

「大丈夫だよ、僕がそばにいるよ、

だから頑張って」

 

すると、その時

青年の心の棘がぽろんと落ちた

それも、女の子の手のひらに

棘は輝いて

女の子の全身を包んだ

そうして女の子に

新しい生命が灯ったのです

それこそが

永遠の生命だったのです

青年と女の子は抱き合って喜んだ

二人は永遠に生きる

魂を手に入れました

 

追いかけてばかりではダメ

ちょっと立ち止まって

振り返って

昔を眺めてみませんか

きっと、素晴らしいことや

素敵な人に逢えるかも。

だって、地球は丸いんだもの。

 

(転載転用お断りします。。。)