とんとんからしのあるがまま

ゆっくりと、のんびりと、ゆる〜いシニアの日々を綴ります。

新聞投稿欄の「優しいうそ」

2022-12-17 | 日記

新聞を読んでいると

「優しいうそ」というタイトルが

目に止まった

87歳の男性の方の投稿記事であった

 

京都土産ではありません、、、スーパーで売っていたので

大好きだから買いました、、、。

 

三年間で中学を五回変わったと

満洲から引き揚げて来てからのお話

その混乱期に

お母様を亡くされて

反抗期に入っていた投稿者は

父方の祖母との折り合いが悪く

亡母の実家に預けられた

 

お茶缶とお菓子のしおりの色合いが同じ、面白い。

 

そこで、祖母が近所の人と

話しているのを聞いたのだと、、、

「あの子は苦労している割にはひねくれていない」

と、祖母が言ったのだそうだ、、、

 

 

自分は、盗む、嘘をつく、けんかばかりする

いっぱしの悪だと思っていたのに、だ。

祖母の優しいうそが嬉しかった、、、

その時、自分は本当に良い子になりたいと

思ったのだって。

 

 

そのうちだまされてくれる人ができた

彼女は「優しそうな人」とは言ってくれたが

「優しい人」とは言ってくれなかった

彼女の方が一枚上手、騙されたふりをして

自分を騙していたか、、、

その人も今は亡くなって久しい。

 

四国では、白鳥が二羽飛んできただけでニュースになります(*^_^*)

 

祖母は

薄命の長女の遺児を

本当に愛してくれていたのだろう

 

その言葉を

「うそ」と錯覚した私は幸せだった、、、

 

 

この文章から、長い時の流れを感じ

ご苦労が垣間見え、

人生の重みを感じて、涙が出そうになった、、、

 

 

孫は可愛い、

ましてや、母親を亡くしたならば

もっと可愛い

渾身のうそもつくだろう、、、

 

『嘘も方便』とはよくいったもので

周りの者や誰かが幸せになるのであれば

大いに、嘘もついておこう!

 

その愛に応えるように

人生を歩いてこられた投稿者に

感動を覚えました

 

 

近い将来

こんなにステキに

自分を振り返ることができるのだろうか

ふと、不安になった今日この頃、、、。

 

 

薔薇もあなたもお元気そうで何よりです💕

出張、頑張ってくださいね、お身体に気をつけて。