先日マンションの定例清掃がありました。
今年は班長なので、夫が出欠を取りました。
〇〇さん、、、と名前で呼ぶのではなく、〇〇号室の方~??
と、部屋番号で呼び始めました。
なるほどね。
部屋番号で呼ぶのも良いかもね。
なんてことを私は思って聞いていました。
「1号室の方~?」
「はい!」
みたいな感じで進んでいったのですが、途中で空気が凍る出来事が起こりました。
「14号の方~?」
「・・・」
出席となっているのに返事がないからか、夫は再度問いかけました。
すると14号室の人がこう言いました。
「14号室だったかなぁ~、、、」
夫も顔を知っているのだから、「〇〇さんですね」とか言って先に進めればいいのに、一緒になって「えっ!!」みたいなリアクションをしていました。
そして、一番最後の部屋までいった時に、14号室の男性が口を開きました。
「17号室だったかも知れない」、、、と。
周りの空気が凍りました。
おそらく、みんな同じことを思ったに違いありません。
もしかして、、、認知症、、、??
その男性の年齢は70歳前後だと思います。
とっても真面目な良い人で、奥さんもとっても感じの良い人です。
清掃があった日の夕方、いきいきポイントの判を押すため、私はその男性宅に行きました。
玄関先に奥さんが出られました。
「今日はごめんなさいね~。呆けたこと言ったみたいで~。主人ったらもぉ~ねぇ~」
奥さんは笑いながらそう言いました。
男性は朝の出来事を気にしていたようで、奥さんに話していました。
私はホッとしました。
良かった~
単なるド忘れだったんだ~
私もマンションのオートロックの番号が急に分からなくなって、泣きそうになったことがあります。
例えば、4520と押すところを、5420と押してしまい、なぜ開かない~~と焦っているところに人が来て、ますます頭の中が真っ白になった経験があります。
数字って急に分からなくなることってありますよね。(無理やり同意を求める)
あの日以来、夫も少し元気がありません。
自分を見ているようだ、、、
他人事ではない、、、
などと言っています。
たしかに、、そう思います。
そう思うけど、その時はその時。
その時に考えましょう!!