前回フェイスブックのファンページについて書いてから約2ヶ月が経過した。
この間にファン数は約300人増えた。そこに全くお金は発生しないけど、何か人から認められたみたいで、自己承認欲求が満たされるので、素直に嬉しい。
もちろんすべての人が「ファン」ではないだろうけど、少なくとも日本のアニメやゲーム・漫画などのサブカルチャー、経済・社会問題などの時事問題に関心がある人がブラジルに一定数はいるのだろうと想像すると、日本人として誇らしい。
僕が利用しているBLOGGERというブログ用のプラットフォームはお気に入りメンバーとして登録すれば、お気に入りのブログの記事の更新情報が届くという機能がついている。フェイスブックもファンページに登録すると、更新情報が届くのだが、BLOGGERと大きく違う点が2つある。
1つはリアルタイムで登録者のタイムラインに更新情報を掲載できることである。そして、もう1つは読者が「いいね」ボタンを押すと、その情報が読者の友達達のフェイスブックのタイムラインにも表示されることである。
「類は友を呼ぶ」で、基本的に人は同じ趣味を持つ者同士が友人になる。だから、一人の読者があるブログやサイトの「いいね」ボタンを押すと、趣味が似たその友人も「いいね」を押してくれる可能性が高いのである。
つまり、この機能は改めて言うのも何だが「口コミ」と同じ役割を果たしていると言える。ヴァーチャルな口コミ。だからこそ、BLOGGERのお気に入りメンバーの機能と比較しても、より多くの人と情報を共有しやすい、ファン数を増やしやすい優れたプラットフォームと言えるだろう。
その端的な例が先日このブログでも紹介したカリスマ日系人ブロガーのブログである。2ヶ月前はファン数が45800名であったが、この2ヶ月で68500名へと増えた。2ヶ月で2万3千名近くのファンが増えた計算になる。
確かに、彼がブログで扱っているテーマはブラジルにおける社会問題であり、ここ1ヶ月あまりのブラジルにおける抗議運動の異様なまでの盛り上がりにより、彼のブログがいつも以上に注目を浴びたことは間違いない。でも、はっきり言って、その増え方が尋常ではない。
このフェイスブックというプラットフォームは良きにつけ悪きにつけ、情報の拡散のスピードが速く、その対象者の質が極めて高い。こう考えると、改めてなぜ企業が今フェイスブックに広告費を投入しているかが理解できる。
因みに、今回のブラジルにおける一連の抗議運動においても、フェイスブックを通じて市民にデモ行進への参加を呼びかけ、参加者はフェイスブック上でデモ行進の日の参加の意思を表明するなど、ブラジルにおけるこのデモも1つのフェイスブック革命と言っても過言ではないのかも知れない。
まあ、日本文化が好きな人は少数派だから、今後も突然一気に僕のブログの読者数が増えることはないだろう。また、あまり増えすぎると下手な事を言えなくなるので、自分が好きな話題を取り上げて、地道にブラジル人に対して日本文化の普及活動をしていけばいいのかなと思っている。
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