ブラジルのコロナウィルス感染者の総数が30万人、死者数が2万人を超えた。
随分前からこういう状態になることは想像していたが、残念ながらその予想が当たってしまった。
1日当たりの死者数も遂に1000名を超え始めたが、こんな数字で到底収まるとは思えない。
アメリカ同様に1日当たりの死者数が2千人を超えて初めてピークに達し、それから徐々に減っていくのかなと予想している。
今後ブラジルのコロナウィルスによる死者数がアメリカに次いで2位になることは避けられそうにない。
問題はその総死者数だ。出来るだけアメリカの数字に迫らないよう祈っている。
ただ、最終的にはインドに抜かれるのではないだろうか。
インドは何しろ人口が桁違いに多いし、ブラジル同様に貧富の差が大きい。さらに、貧困層は劣悪な住環境に大人数で住んでいるため、爆発的な感染者数の増加が予想されるからだ。
世界ランキングを見てもロシアやブラジルなど、かつてBRICSと呼ばれた新興国が上位を占め始めた。
こんなランキングでブラジルがランクインするなんて本当に不名誉なことだが、どうしようもできない現実である。
ロシアの死者数が異常に少ないが、情報操作をしている可能性は否めない。
僕が住むリオグランデドスル州は今日現在で感染者数5473名、死者数166名。州都のポルトアレグレ市は感染者数601名、死者数26名といった状況である。
サンパウロ、リオデジャネイロ、ブラジル北部の感染中心地と比べると、その数はかなり少なく、ブラジル全州ランキングではちょうど真ん中ぐらいに位置している。
そのためか、昨日の水曜日から遂にショッピングが再開されることになった。
早速昨日行ってみたが、まだ一部の店しか開いておらず、フードコートの食べ物屋はすべてまだ閉まっていた。
徐々にこれから商業施設もオープンしていくと思われるが、早く安心してショッピングで外食できる日が来てほしい。
ただ、ブラジル全体としては今まさに感染拡大真っただ中であり、そのような状況下において商業施設の営業が再開されていくことに一抹の不安はある。
日本では緊急事態宣言の解除条件が10万人当たり5人なんて言っているが、僕が住むポルトアレグレは40.7人。
とても感染が収束するとは思えない数値なのに、経済優先で再開させてしまっているのだ。
学校の再開は6月以降と言っているが、下手すると8月までずれ込むかもしれない。
学校が再開されれば、もしかしたら感染拡大に拍車がかかってしまうかもしれないからだ。
若者の致死率は低いものの、若者が高齢者に感染を広げ、ここポルトアレグレでも医療崩壊が起きても不思議ではない。
全く予断は許されないのだ。
一刻も早くワクチンができてほしい。
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