日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

父の時代終焉

2005年07月05日 05時34分18秒 | ブラジル事情
 十日位前から1歳6ヶ月と3週間になる娘が「ママイ(お母さん)」と言うようになった。

 その前までは「パパイ(お父さん)」だけしか言わなかったので、やはり家族で一番重要なのは「父」だと子供心にも分かっているんだなと悦に入っていたが、早くもお父さん時代の終焉を迎えようとしている。

 ただ、語彙が増えてきたことは喜ばしい。ポルトガル語だけというのが悲しいが。でも、1歳で単語をしゃべりだす子供もいることも考えればかなり遅い。心配していたが、杞憂に終わりそうでほっとしている。

 しかし、僕らに向かって「パパイ」「ママイ」と言うことはない。いつも、アルバムを引っ張り出してきて、その1枚1枚をめくりながら言うのである。しかも、合っていない。うちの嫁さんをさしながら、「パパイ」とか言ったり、僕を指で指しながら「ママイ」と言ったりしている。あまりはっきり区別はしていない。(パソコンのモニターにウェブカメラで撮られた僕の顔が映ったのを見て、「パパイ」と言っているので分かっているとは思う。悪意はないのである)

 ほかの語彙もある。ミッキーマウスのミニーを指して、「ミッシ」。犬を指して、「ワウワウ」。出かけるときに言うポルトガル語の「ヴァモス(行こう)」を「ヴァモ」。日本語の歌「アイアイ」をCDで聴くと、「アイアイ」と何となく歌っている。

 「ミッシ」「ワウワウ」はなぜか間違えることがない。取り敢えず、今のところ意味のある言葉は6つだ。日本語はひとつもない。

 昨日アパート内の公園に遊びに行ったら、滑り台やらジャングルジムの階段を自分から上ろうとする。もちろん一人で上れるわけないから、手伝わなきゃいけない。それにしても好奇心旺盛、その成長振りに驚かされる。

 つい最近(娘が1歳になるちょっと前)歩けるようになったと思ったら、今では走れるし、どこにでも上りたがる。ビデオは自分でいれて、スイッチ入れて見てるし。赤ん坊って頭がいいんだなと思う。追い越されないようにしないと。

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