光の未来へ

自閉症の長男、光とサンフランシスコから。

主張しないと何も教えてもらえない

2016-05-12 20:29:12 | 日記
アメリカに住んで、丸21年になります。時が経つのはなんで早い事でしょう。
最初の2年は英語もわからず、ただ日本人とだけお付き合いをして、ノンビリと暮らしていました。ところが、長男の障害が判明して、スペシャルエドュケーションがはじまってから、私の人生は戦いの連続でした。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、ミーティングを1-2時間する度に、横にならないといられないほどの疲労。上手に話せないけれど、耳はいいので、なんとか相手の言っている言葉を聞き取ろうと必死だったからです。
そのうちに、変な英語でも納得がいかないとイエスとは言わないので、話は続くのです。
光は本当に少しずつでしたが成長してきました。
大変な18年間でしたが、明日で学校卒業です。
本当はあと二週間あったのですが、急遽早まりました。どうしてかというと、春休みに体験プログラムをしてから、そちらに移行したかったのですが、ソーシャルワーカーさんから、卒業しないとファンドが降りないのでダメです。といわれていました。しかし、先週、クラスメイトが次のプログラムのウエィテングの空きが出たから(光がいくのとは違うところ)今日でサヨナラだったんだよ。と先生から聞いて、あれ?おかしいな~と思い、もう一度ソーシャルワーカーさんに光も可能では?と聞いてみました。
アダルトのプログラムにも確認。どちらからもオーケーが出て、晴れて卒業が決まったのです。

小学校を卒業するまでは、いつも迎えに行くと泣いていた光。私を見てホッとするのでしょう。
高校に通い始めて時期にてんかんの発作が始まり、何度も救急車に乗り、学校も休みがち。
そして、18才から四年通ったポストセカンダリークラス。精神科の薬もどんどん増え、クラスでもよくボーッとしていたようです。事件もいろいろありました。でも、この一年間は発作もなく、さらにこの二週間は薬も減って、一番生き生きとした光になりました。

この写真は公園でバスケットのシュートを陸と楽しんでいるところ。


懐かしい写真。光6才、陸4才、オレゴンに住んでいた頃。