光の未来へ

自閉症の長男、光とサンフランシスコから。

ボーリングソーシャルグループ

2023-06-03 20:56:00 | 自閉症
今日は夏らしい日でした。
数日前に知り合いからテキストが来て、土曜日から新しくボーリングチームができるから参加しませんかと誘いが来ました。
以前は週末のサービスを使っていましたが、現在は何もないのでとりあえず参加してみようと
光を連れて、私たち夫婦は、会場のボーリング場に向かいました。
集合時間より早めに着きました。アシスタントの人たち、参加者たちも、ちらほら。
しかし、このチームをオーガナイズする人が見当たりません。自閉症の人々がただ待つのはとても大変なことです。今日の参加者でひかると同じところに通っている子は、数人で他の参加者は初めて会う人たちばかりでした。
この近所に、これだけのスペシャルニーズの人々が暮らしているのも驚きでした
年齢層もとても広く、多分20歳位から50歳位まででしょうか。
かなり遅れてやっとゲームはスタート。
高機能の人たちは、それぞれかなりの個性を抱えながら楽しんでプレイしていました
自分の靴とボールを持参して参加する人もいて、彼らはボーリングが大好きなんだろうな。
高機能の子たちの親は送り迎えをするだけで、この一部始終を見てはいません。
このような会に参加するなら、持ち回り制で、もう少しボランティアのお母さんたちが必要なんじゃないかと私は感じました。

1人の男の子はずっと動き回っていました。お母さんは息子になんとかボーリングをさせようと必死になっていました。ブラインドの男性もいて、お母さんが一緒にボールを投げていました。
この集まりを立ち上げたお母さんJenniferはとても感じの良い方でした。その人には、多分双子の女の子と男の子がいました。女の子はとてもハイパーでケラケラ笑い、彼女、専門のお世話係のお姉さんがいて、何とか彼女はプレイをしていました。
しかし、男の子のほうはずっと椅子に座ったまま手に気持ちを落ち着かせる数珠のようなもの握って、もう片方の手はお父さんの手を握って、ただただぼーっと座っていました。
このご家庭は、自閉症の子を2人も抱えて、それも1人はかなり重症でもうなんて言っていいのか大変さがわかる分、そんな中、このお母さんはこの会を立ち上げ、なんて強いお母さんなんだろうと。。自分の子供たちの未来のため大変だけど、このチームを作ったんだろうなぁなんて偉いんだろう。もう少しこのボーリングがスムーズに進むよう、私も何かお手伝いしないとなと思いました。
ひかるのチームにいたニックくんには、付き添いの人がいて、自分の順番がよくわからないのか、ずっとそわそわしていて、付き添いの人はよく面倒を見ていました。
付き添いの人は、黒人の人でとっても気のつく良い方だったので、いろいろ私が話しかけ、なぜ彼のサービスをしているのかなどなど、たくさん質問して良い情報を得ることができました。
ひかるは後半から知らない人たちの中でとっても疲れてしまったようで、私のところに来て頭が痛いから帰りたいと訴えてきたので残念ですが、途中で帰宅しました。
これから毎週土曜日できれば参加したいと思っています。






Specialニーズの子たちの世界はとても変わっていて、きっと一般の人たちから見たら不思議な人たちに見えるでしょう。
しかし、当事者はその時、その時を一生懸命生きています。
もし皆様の周りにそういう人たちがいたら、温かい目で見てもらいたいなと願います。