雪姫鳥の独り語

雪姫鳥の山暮らし、日常に感じる事。
雪姫鳥のニットの紹介、旅した国の回想。
食べ物や子育て、雪姫鳥のエコライフ。

ヘンプと大麻

2019-07-31 09:47:07 | ニット
那須にある大麻博物館に行きました。
日本の大麻の糸があるので、見にいきました。
海外産のヘンプは好きで編んでいますが、日本産は触れたことが無い。
そもそも、ヘンプと大麻は同じモノと思っていましたが、
館主さん曰く、成分が違うようです。
薬物として扱われ、日本では所持が禁止されていますが、
海外の大麻より、神経を麻痺させる成分は少ないとの事でした。

麻の種類では、リネンが人気ありますが、
リネンは亜麻で、海外が原産、日本産は大麻とラミー(苧麻)が主流。
大麻法は、化学繊維を売る為にアメリカが作ったと学習しましたが、
カナダやアメリカの州の一部、その他の国でも合法に成り、
特にカナダのヘンプは産業として注目されています。


イタリアで製造され、カナダから売られているヘンプ100%の糸で、
ピースマークのストラップを、大麻博物館で販売して頂いてます。
小枝は十津川の梅の木で、自然のニスが塗ってあります。
限定商品ですが、大麻の糸で編んで見たいですね。


ヘンプ・コットンで編んだ、昔人気のあったベレーの復刻版。
リネンも好きですが、ヘンプの方が柔らかいので、
大麻の糸で夏服を編みたいと思う。

神社の催事に必要だった大麻草。
昔は、何処にでも生えていたのだと思います。
長生きして、法が変わり、大麻を編める時代が来るコトを願う。


私のニットテキスタイル

2019-07-13 06:53:25 | ニット

ニットファーのテキスタイル
日本で認知されるずっと前
1983年にカナダで出会った
ニットファーの先駆者Paula Lishman
私の編み物はワールドクラスと賞賛された

その後もヨーロッパやアジアを旅して
結婚・出産して山奥へ移住
時間持ちになって、編み物ばかりしていた

1999年に奈良で初個展
その後もギャラリーやショップで
販売して頂いたけれど
システムを利用するのも限界を感じた

私が編み、私が売る
私にしか編めないモノがある


ビーバーの糸でなくても
同じテキスタイルで編めば
単価も安くできるので
あれこれ商品数を増やさずに
素材を変えて、同じテキスタイル

ニットファーは顧客対応
単価の安いモノはショップで
マイビジネスを展開
やりながら確立できれば
それで良い



アートは法の外にある

2019-06-11 19:12:24 | ニット
作家デビューした20年前、ビーバーの糸は何これ?
チューブのようなショールやネックも、どうやって使うの?
指無し手袋のミテーヌも、一般的では無かった。

ニット作家に成ろうとは思っていなかったけれど、
編み物が大好きで、編んでいる時間が癒される。

アーテイストに成るなんて、子供の頃には想像もしなかったけれど、
理不尽な決まり事には意義を申し立て、
納得するまで引かない性格だったので、
法の番人のような人とは、縁がありません。

貧乏だったから大学へも、専門学校へも行かずに、
就職しても1年3ヶ月で辞めて、以来ずっとフリーター。

思えば、思考と感性が普通とは違っていたように思う。
まあ、時代が付いてきたお陰で、アートしています。
老後の為に2千万円なんて、貯蓄は無理だけれど、
幸い不安は微塵も無い。

美に生きる人は孤独では無いし、
お金に生きる人は、孤独で不安だろう。

道の駅 十津川郷で出店

2019-05-03 07:10:45 | ニット
今日は10時から道の駅で出店
出展ではなく、出店、でみせです
明日はお休みで、5日は12時半から
6日は10時からで、5時までします
4年前から時々、日曜日の午後にしています

商品の整理もあるけれど


今年から雪姫鳥の商品は
クロッシェアクセサリーがメインに
 Junco Iidaの作品は
ビンテージモノと個展で販売
これまでの商品は少しバーゲンするモノと
個展で限定販売するモノに分け
試作品のようなモノは安売りして
仕事の整理、糸・商品の始末
出来れば、年内に
インスタの発信も含め
ニット作家をメインに活動できるよう
少しギアをチェンジして頑張る


お隣さんは串こんにゃくや煮たまご
お弁当も販売しているので
時々、売り子さんもして楽しい

肌アレルギーのお客さんや
個性的な人に目に留まると、嬉しい

パソコンも出来るし
お喋りも出来るし
後半は天気も良さそうだし
新緑も綺麗
温泉も足湯もある

ドライヴ日和です
十津川路へお越しの際は
道の駅にお立ち寄り頂ければ嬉しい
安全運転で今日も良き日を


職人の極み

2019-02-24 18:45:52 | ニット

手編みのオーダーが仕上がりました

草木染めのフリースを手紡ぎしたウールに

麻のように加工したシルクを引き揃え

オリジナルの編み地を2色で表現

メンズのオーダーは初めてだけれど

サンプルに合わせてパターンを調整し

袖丈や襟もサイズぴったり

手紡ぎの糸は空気を含み

手編みでふっくら軽く仕上がる

20年前は、ギャラリーさんとの関係で

作品が多かったけれど、この10年は

生活もあるので、小物アイテムばかり製作していた

本を見ながら編むのでは無いから

編みパターンを創るまでの作業が手間

サイズ通りに成らなければ、修正する

オリジナルとは言え、とても複雑な編み

間違える事もしばしば

昔ならイライラしたり、慌てたり

感情の起伏が激しかったけれど

今は間違えても、また編めば良いし

より良いモノが出来ればと、気持ちも穏やか

時間に追われる焦りも無いので

淡々と編めるし、疲れも無い

手先の技術も編み続けているので、進歩したよう

職人としては、油が乗って来た気分

クリエイターとしても

誰も編んでない編み地で自負がモテる

編み物作家として

これからが本番かもとウキウキします

 


本気のモノ

2019-01-22 10:55:41 | ニット

私の手編みのテキスタイルニット

久しぶりにセーターを編んでいる

草木染めの手紡ぎウールにシルクを添えた手編み

編み地はオリジナル

インドのコダイカナルで生まれたので

コダイカナルと呼んでいる

解釈によっては、森の贈り物という意味

アレンジ可能なパターンで、応用できる

オーダーされ、作家として本気の編み

商品の編みも楽しいけれど

一点モノの作品は、編んでいて癒されるし

様々な想いも一緒に編み込める

人生の優先順位は、人それぞれだけれど

私は編み続けられれば

最幸の人生だと思っている

ゆっくりだけど、価値を共有できる人が

購入されたり、オーダーしてくる

ビジネス商品は売れるモノ

作家としては本気のモノ

売るためには

どちらも本気の私が必要


 


奈良町で久しぶりの販売

2019-01-13 17:24:13 | ニット

今日と明日は奈良町の満布で販売

宣伝もささやかですが

いい感じにデイスプレイして頂きました

カシミアウールのミテーヌは、ヒット商品

マフラーも残り僅かです

奈良町に初めてきたのは

十津川村に引っ越した翌年

ご縁あって、サマサマに初めて商品を委託

一昨年サマサマがリニューアルして満布に

ミテーヌ等を委託して頂き

今年はこのように展示販売を

個展のような

見応えのある作品展示はないけれど

ビーバーは隠れたヒット商品

ご縁のある人に届きますように

 

 

 

 


雪姫鳥の小袋 来る来る

2019-01-06 11:08:48 | ニット

今年の初出荷

昨日、道の駅に納品した小袋 来る来る

曲りくねった人生も、必ず良いことが来るように

お守袋としても、アクセサリ入れとしても

残り糸を利用しているので

柿渋で染めた綿糸やオーガニック綿に

ヘンプを揃えて袋を編みながら

草木染めの羊毛を渦に使用

道の駅のみ販売で1,200円

隠れた人気商品の小袋ですが

これから雪姫鳥の商品として

紋様も多様なデザインで販売予定

手編みのパワーや糸の持つパワーは

不思議な力があるようです

クラフト好きな人へのお土産にも

今年の初展示は、13日・14日の奈良町の満布で

今年も雪姫鳥は飛び回ります

商品に興味ある人は、メッセージをお願いします

 

 


雪姫鳥shop新宮makutb2018

2018-12-07 14:42:41 | ニット

今日から三日間、新宮で個展

タッサシルクを手編み機で編んだ

オリジナル模様、花筏レース

ミンクでトリミングして作品に

ポンチョベストも残り数点

ニットは西洋の技法だけれど

和の雰囲気で飾るのも良い

今年は、マスクラットのクリップが活躍している

新しいリーフ帽が増えました

まだまだ知られていない、ビーバー

かれこれ20年やっているけれど

ご縁のある人に旅立って行きます

和歌山県新宮市、世界遺産の速玉神社近くで

那智勝浦も30分ほど

熊野古道や本宮大社も有り

熊野観光も出来きます

次回は、来年1月13・14日

奈良・満布にて開催します

 


雪姫鳥shop 箕面2018

2018-12-01 21:10:07 | ニット

箕面に通いだして10年位になるだろうか?

ご縁とは不思議で、大阪だけれど

東京の中央線沿線の国立のような感覚もある

同じ敷地内にはビーガンカフェも有り、食の感性も近い

shopへの委託から始まり

カフェの2階にあるミカリギャラリーでの個展

そして、今年から小屋での販売

いつも悩むデイスプレイも、今年はスムースに

ポシェットも在庫少なくなりました

ビーバーと2人3脚してきた気分

手のモノ、足のモノ

 

マフラーも残り少なく

睡蓮ベストも売り物は、残りひとつ

お洒落に興味無かった私が

試行錯誤しながら

お客様に育てられて、ようやく自分らしく

オーナーさんに、これまでで一番良いと褒められ

技術と色彩感覚が先行していましたが

編むと事への自身の哲学が、少し芽生えたよう

明日の朝は、久しぶりに紅葉の箕面滝までジョグ

ここから、また新しい人生が始まります

感謝

 

 



美麻の アトリエsolosolo

2018-11-21 09:39:18 | ニット

17日から秋ツアーに出かけています

信州 大町市美麻のアトリエsolosolo 少し高台にあります

下に見える道は40年前に、大町駅から美麻まで歩いた道

ご縁とは不思議で、美麻は故郷のようにも感じます

アトリエは毎月1日〜6日の期間オープンしています

蔵を御主人が改装し

一階は御主人の染め工房

草木から色を移す感覚で染色されています

繊細な色合いは、丁寧な手仕事から生まれます

2階はギャラリー兼、デザイナーまいかさんの仕事場

お二人は高校の同級生と聞きます

東北大震災後に、東京から移住し

3人のお子さんを育てながら、米や野菜を作ってます

雪姫鳥のニットは、リーフ模様の帽子から始まり

ベストやセーターも企画中です

美麻は広葉樹林が多く、北アルプスも望めて

四季を通じて自然を楽しめます

松本の陶片木さんにも、オリジナルベレーを納品して

今は宇都宮に居ます

これから日光経由でみどり市に行き

明日は西福寺で展示販売をします

 


 

 


未知への景色へ

2018-11-12 09:47:35 | ニット

今朝も幻想的な世界から始まった

見えない景色も

その向こうに何があるか分かっている

まだ知らない景色は楽しみだけれど

見たくなかったと思うこともあり

臆病な私は好奇心が先行しないと

その先の景色に欲は無かった

ビジネスがそうでした

億単位のお金を動かす人の側で

働くことは楽しいけれど

自身が矢面に立とうとは思わなかった

金銭が絡むと、人の顔には欲がある

当たり前の事だけれど、見たくない顔もある

ようやくニット作家の私を支える

雪姫鳥shopの方向性が見えた

これからの10年、作家人生を築くためにも

雪姫鳥shopの展開は必要不可欠

霧の向こうは青空

どんな景色が見えたとしても

旅の経験や山暮らしのスキルは

私の糧になって

苦難も面白いと思えるだろう

 


雪姫鳥shop 西福寺(群馬 みどり市)

2018-11-10 09:53:11 | ニット

浄土真宗本願寺派西福寺

群馬県みどり市大間々町大間々1049−1

住職さんがセツモード 出身で、ツレの50年来の親友

学生街の喫茶店をヒットさせた、元ガロの大野真澄さんも同期

昨年、コンサートを開催し

今年も22日午後6時開演で、行われます

親鸞聖人報恩講法要

22日1時、23日10時、1時

両日、お部屋をお借りして展示販売を行います

 

ビーバーのカフスや首回りの小物

一点物のショールも数多くあるので

非売品も合わせて、展示します

ご縁は不思議なもので

私の誕生日は、住職さんと同じで

奥様と名前が一緒

私も群馬出身で、亡き母の名前がみどり

上州の空っ風で育った私は

故郷への想いは全く無く

兄も亡くなり、実家とも疎遠になっているのに

群馬とのご縁がつながっているのが面白い

ツレに代わって同窓会に参加する気分

人生はタイミングだと思うけれど

どんなご縁が待っているか楽しみ

大間々は、足尾銅山の入り口で

長閑な良い街です

秋の散策にお立ち寄り頂ければ、幸いです

ps://yuhttkihimedoriblog.wordpress.com/collection/ 


雪姫鳥shop 新宮市makutb

2018-10-28 16:11:17 | ニット

12月に予定している、新宮市makutbでの個展のチラシ

イメージはあっても、パソコン作業が良く分からず

何より苦手な仕事だけれど、作り出すと面白い

Macでの作業が未だ分からない

XPのワードも、やりながら覚えたので

何とかなるだろうと思っていたのが、甘かった

結局、XPのワードで作り

ファイルをPDFに変換して、Macに送る

このPDFも何だか良く理解していない

画像も適当に修正しているけれど

サイズの大きさとか、意味不明なアルファベットが多い

それでも、何とかやって来たのでどうにかなる

作家の紹介も、商品説明も省いた

雪姫鳥が気になれば、検索してほしい

作家本意だけれど、商売ではないので良いかと

熊野速玉大社の近くなので

熊野詣と合わせてお寄り頂ければ、嬉しい




貧乏性の断捨離

2018-09-15 19:14:42 | ニット

今年こそは糸整理と断捨離に気合いを入れようと、思っても中々進まない。

家具はほとんど無いし、引っ越しても運ぶのは編み機二台とテーブル。

布団は30年使っているから、新しくするし、冷蔵庫やTVは置いて行く。

移住先が決まれば、往来するし、誰かとここをシェアできたら尚良い。

妄想していても、10年後で良いかと思っていたので、中々ご縁が来ない。


台風の合間に宇都宮の友人を訪ね、久しぶりに日光へ行った。

雰囲気が大人感覚で、何故かとっても良い感じで、日光も良いなと。

11月22日に群馬のみどり市の西福寺で、展示販売をさせて頂く事になり、

足尾銅山に向けて、わたらせ渓谷鉄道沿いに北上すると日光へ通じると知った。

そのR122は、都内から始まり埼玉・群馬と生まれ育った家の近くの道でした。

ご縁は日光にあるのかもと思い、気合いを入れて糸整理を始めた。


箕面で予定している雪姫鳥shopが今月の29・30日。

残り糸で手編みのモノをたくさん作りたいと思っていても、中々進まない。

残り糸の種類や色を全て把握していないので、途中で足りなくなっても困る。

貧乏性なので、少しの糸でも捨てない、それに私は整理整頓がとっても苦手。

仕事と思えば出来るけど、自身の事はあまり出来ない。

細い夏糸が絡んでしまって、そのまま箱や袋に入っている。

少しづつほぐしながら、捨てるモノは捨てた。

明日も続ければ、何とか整理できそう、とは言え解いて素材別に箱に入れるだけ。

繰り返している内に帽子や小袋やバッグに変化して、2年で減らしたい。

持続する糸は整理できてるし、ビーバーも色別に管理している。

来季からナバホウールが加わるので、出来るだけ来春までにメドをつけたい。


貧乏性は勿体無くて、中々モノが捨てられない。

倹約家なので、無駄なモノは少ないけれど、それでも25年も暮らせば、不用品はある。

亡き母のアルバムや私の思い出のアルバムも、ピックアップして減らしたい。

息子のモノもアルバム以外は捨てよう。

いつでも気軽に移動できれば、ご縁がやって来るように思う。


5年後には落ち着き先が決まり、この家もシェア出来れば尚良い。

作品を編む為にも、生活を支える商品アイテムがようやく整い、

編み物の方向性も見えてきたので、最終章の人生も描けるかもと思う。