昨日の記事のつづき。
私が詩歌を好きになったのはどうしてかな?うーん
高校の国語の授業(都立西高・間野典彦先生)。伊藤整「若き詩人の肖像」の授業で、石川啄木を詳しく紹介してくれたこと。ノートを今でもとってあります。以来、ファン。お金のない若いころ、石川啄木全集まで買ってしまうほど惚れました。啄木は天衣無縫。明治の時代に新しい思想を吸収し前のめりに生きていました。赤貧を洗い、挫折もし、しかし新しい時代を予感して短命を燃やしました。
もう一つは、歌詞。メロディーやリズムよりラジオから流れてくる歌詞に、耳をそばだてて聞いていました。阿久悠さんが書いた岩波新書「愛すべき名歌たち」は愛読書。むずかしい心をやさしく書ける人こそ天才だと思っています。私の授業も、そのように心がけているのですが!?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから、シャンソン。銀座・銀巴里や吉祥寺・ベルエポックはちょっとお洒落で好きでした。ジョリュジュ・ムスタキ、金子由香利のファン。曲を聴きながら歌詞を追っていました。ムスタキの自然体で生きる姿にのめり込みました。
理科系にいて、自分の中で芸術系が枯れてるなと思った時代に、詩や歌に出会って人間的な成長ができたと感謝しています。教師生活にも大きく生きています。ありがとう、詩人たち、作詞家たち。
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