社会福祉を考える会 ユメこえ

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ON HOME5

2010-06-30 12:46:27 | ON HOME
聞いて、遠くの窓へと2人とも目を向ける。

天窓へ、1人の影がある。

シルクハットに、たなびくマント。

長身の男性という事は分かる。

スコットランドヤードが初めて目にした、犯人の姿。

しかし、逆光のため、その人物の表情は見えない。

「いつもの警官たちは下げたか。少しは賢くなったか?

レストレイド君。」

低いトーンの声が、かすかに聞こえた。

その時、

彼の体が宙を舞った。

天窓から、ひといきで絵画のすぐ前へと降り立つ。

そのあとには、キラキラと輝くものが見えた。

ホームズは、なるほどという顔をする。

「なかなか器用でいらっしゃいますね。

細い糸を使って、ここまで瞬時に移動するとは、想定外でしたよ。」

それを聞いたワトソンたちは、唖然とした表情を浮かべるばかり。

当の本人はというと、見破られた事に対して、何の気もないという感じだ。

それよりも、今、この目の前にある標的が大事というところか。

「警備をお前達3人だけにするというのは、なかなかの名案だったな。

しかし、もうこの作品は私の手中に落ちたようなものだ。」

ここまで簡単に入り込んだ彼のことだ。

絵画を手にして、逃げるなんてことは造作もなくやってのける

自信があるのだろう。

圧倒的に、相手の方が優位な状況だ。

「残念ながら、そう予告通りにはいきませんよ。」

犯人の目が、ホームズに向けられる。

「この絵は、あなたが狙っているものではありません。

一歩先に、精巧な偽者と交換しておきました。

これをお持ち頂いても結構ですが、果たしてご満足頂けますかな?」

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