マッチ箱日記
文/ポール・フライシュマン
絵/バグラム・イバトゥーリン
訳/島 式子 島 玲子
BL出版
小学校中学年~向け(10分)
読むことも書くこともできなかった少年は
マッチ箱に その日の思い出を入れた
それが マッチ箱日記
『にっき』ってなに?
イタリアで生まれた少年が
移民として 家族で アメリカにわたる
移民であるからこその 試練
年老いた少年が
その半生を マッチ箱日記をひもときながら
ひ孫に 語る
写実的な 美しい絵
マッチ箱日記によって 語られる半生は
決して 順風満帆ではなく 厳しい
それでも その半生は 家族の愛に 包み込まれ
温かく ひ孫に 受け継がれていく
受け取った ひ孫は どのような人生を 歩むのだろう?
日記 つけてこなかったな~
私自身は 自分の人生を あまり 誰かに語りたいと 思っていない
思い出の品も 残したいと思っていない
こんな考え方は 淋しいのかもしれない
自分自身について ちょっと考えさせられた 絵本