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鬱を消す絵本・鬱病カウンセリング

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚すべてに苦痛を感じる18歳、起業した会社で「感覚過敏」解決に挑む

2025-01-15 | 日記

 

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚すべてに苦痛を感じる18歳、起業した会社で「感覚過敏」解決に挑む #令和の子 #令和に働く(ほ・とせなNEWS) - Yahoo!ニュース

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現在18歳の加藤路瑛(かとうじえい)さんは、五感すべてが敏感である「感覚過敏」を抱え、日常生活に大きな支障をきたしています。ざわざわした音や食べ物の匂い、着る服に...

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『えんどう豆のベッドで眠れないお姫さま 忠誠の儀式』 鬱を消す絵本

          原作:Hans Christian Andersen 「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」

 

 むかし昔、王子がいました。

王子はお姫様と結婚したがりましたが、それは正真正銘のお姫様でなければなりません。

「本当のお姫さまでなければ、お城の中には入れませんよ」

王子のお母様は、厳格な方でした。

そこで、王子は世界中のお姫様を探して回りました。

ところが、どこへ行っても、本当のお姫様は見つからないのです。

お姫様はいくらでもいましたが、王子のお母様の御眼鏡に適いそうもない。

こうして、王子は、お姫様に失望してお城へ帰りました。

 

 ある夜のことです。

ひどいあらしになり、雷がなって、ひじょうに気味が悪い雨が降ってきました。

その時、お城の門を叩く訪問者がありました。

門を開けると、そこに立っていたのは一人のお姫様でした。

ところが、雨にうたれて、みすぼらしくて、あわれな流人の姿をしていました。

髪の毛や着物からは雨水がしたたり、靴もびしょびしょです。

それでも、「わたくしは本当のお姫様です。お城の中に入れてください」と言うのでした。

 

 王子のお母様は、

「どうせ、偽物の姫だと分かることです。」

と考え、お城の中の寝室に入れてあげました。

そして、ベッドの上に、まず一粒のエンドウ豆を置きました。

それから、そのエンドウ豆の上にマットレスを20枚も重ね、その上にさらに、羽毛の布団を20枚も重ねました。

お姫様は、その夜、このベッドに寝ることになりました。

 

 朝になって、お姫様に寝心地を聞いてみると、

「ええ、とてもひどかったわ。

一晩中、寝心地が悪かったわ。

寝床の中に何が入っていたのでしょう。

固いものの上に寝たものですから、体に傷跡がついてしまいました。

本当に、ひどい目にあいましたわ。」

王子のお母様が見てみると、お姫様の背中には、エンドウ豆の跡がいっぱい付いていました。

 

 これで、このお姫様は本当のお姫様だということが証明されました。

なにしろ、二十枚のマットレスと、二十枚の羽毛布団の下にあるエンドウ豆に、強くこだわるのですから。

こんなに繊細で傷つきやすい人は、本当のお姫様に違いないと、王子のお母様は満足しました。

 

 王子は、このお姫様と結婚しました。とうとう、王子のお母様の強いこだわりと不平不満を、いちばん理解することができる、本当のお姫様を見つけたのです。

 



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