脳の働き方と言語の学習回路の知性か?妄想か?を区別して認知する
脳の働き方で問題になる「怒りの感情」を鎮めるセカンドステップ治療法
子どもが集団生活で、知性によるコミュニケーション能力を身につけるための教育プログラム
学校という集団生活で、酷い虐めに遭った子供がいます。この虐めの数々の恨みと怒りが激情に集中して「人格変貌」を引き起こすという「異常」が普通になっているのが、現在の日本人の脳の働き方の問題です。
脳の働き方の問題とは「言葉の表し方」の問題のことです。脳の働き方として観察すると、言葉は三種類に限られます。
聴覚の言葉・視覚の言葉・触覚の言葉の3つです。
「言葉の表し方」の、いったい何が問題になるのでしょうか?
距離の関係が無い、という関わり方に偏向しているということなのです。
「いつも自分の手が相手の身体を触っているような意識」のことです。
「いつも、自分の手で触って、手が届く位置で見ているという意識」のことです。
この意識が、触覚の言葉として憶えられていることが問題になるのです。
恨みと怒りが激情に集中して「人格変貌」を引き起こすという「異常」が普通になっているのが、「距離のない意識」ということです。「距離のない意識」とは、手で触って分かる言葉を言い表すことです。舌や皮膚で接触して了解されたり、認識される言葉を言い表すことです。
また、距離のない視覚の言葉を言い表すことは、手を伸ばして届く位置にある対象を見る意識なのです。
距離のない視覚の言葉を言い表すことも、触覚の言葉を言い表すことも、距離のある対象を視覚の言葉で覚える、という学習がなされていない、ということです。日本人の右脳だけを働かせる脳の働き方が、この学習不足の原因です。
日本人の右脳だけを働かせる脳の働き方が、プライバシーのはく奪を加速させています。
自分の気持ちを安心させるために、無制限に「他者のプライバシー」をはく奪しているのです。
距離のある対象を視覚の言葉で覚えて、考え方を交換する言葉の能力を学ばなければ、本当の意味での社会的な人間関係のなかで、絶対的な孤立におちいっていく危険性があります。触覚を中心とした言葉を憶えても、本物の、正当な言葉の概念が何も分からない人間に成長していくでしょう。遠くにあるもの、遠くの人の考え方、目に見えなくて、手に触れないものの仕組みが分からなくて不安に感じる、すなわち「不安なことを聞く能力」として固まってしまう。極端に「我慢の能力」が低下するというトレーニングを反復した状態に陥ります。
ヒステリックにすごい声を出して叫び続けます。頭のてっぺんから出るような奇声を上げます。
もしくは、ただただテンションが上がって、楽しくてしょうがないという状態を、概念のない声音で表します。
どちらも、正常な言葉では抑止できない、無意識の観念運動から引き起こされています。
これは、左脳のブローカー言語野の働き方が、脳死状態になっているということです。
脳死とは、脳の機能が失われ、回復する可能性がない状態です。
脳の言語機能が一度損なわれると、回復するまでに時間が掛かります。
脳の働き方と言語の学習回路を正常に戻すためには、努力が必要です。
子どもが集団生活で、知性によるコミュニケーション能力を身につけるための教育プログラムには、セカンドステップ治療法があります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます