全日本カウンセラー協会式 イメージ切り替え免疫療法
鬱の病理を快方に向かわせる免疫療法
- 鬱の発生の仕組み
鬱は、言語に異常が起こり、正常に機能しなくなる状態から始まります。
私たちの言語の対象は、現実を見る(観察する)こと、すなわち、自分だけが感じる五感覚を土台にして、言葉を話したり、言葉を書いています。
私たちの言語の対象とは、どこに意識を向かわせるのか、ということで変化します。
すなわち、言語を対象化する意識は、脳の働きが決定します。
言語を対象化するという、言語脳の働きの場面で、正常な概念からずれ動く内容を喋ることが、鬱の病の症状なのです。
鬱の病理は、脳の働き方のなかで、左脳のウェルニッケ言語野と、左脳のブローカー言語野で起きています。
では、具体的に、鬱病とは、生活の中で、どのような場面をつくりだしているのでしょうか?
まず、疲れやすい。なんとなく、身体のどこかがだるくなって、意欲がわかない。
深夜から早朝に目覚めてしまう。目が覚めたら、会社や学校のことが気になって寝つけない。
朝起きる時間なのに、布団から出たくない。しかし、家族とは話したくない。家に居ずらい。
仕方なく、家を出るが、やるべきことをやりたくない。イライラする。
悲観的なイメージが脳の中にあふれかえる。
やるべきことをやろうとすると、頭のなかがまっ白になる。
これが、鬱の症状です。
憂鬱、悲哀、イライラ、意欲低下、自分を責苛む感情が、噴出します。
身体にも症状はあらわれます。拒食症、肥満症、糖尿、耐え難い頭痛や胃痛。
社会参加の大元となる「言語の選び方や話し方のルール」が、頭の中に入ってこないことが、鬱の病理の典型です。
そして、仕事の対象の言語から、言語脳の働きが乖離します。
仕事に関わらない場所で、仕事について何事かを考えている状態が、孤立です。
社会の根幹をなす言語活動から孤立することが、鬱病の本態なのです。
言語活動から孤立すると、自分だけが感じる五感覚の感じ方が、勢いを増します。
感情が激してくる。興奮しているのです。
ついに感情が昂ぶって、怒鳴り、相手の言葉を破壊するくらいの勢いでやり込めます。
この精神状態が、躁と鬱を交互に繰り返す躁病です。
自分は悪くない、相手が悪いと、妄信します。自分だけが感じる五感覚の感じ方が、そうさせるのです。
- 鬱の病理を快方に向かわせるイメージ切り替え法
1.鬱のときは、自分だけが感じる五感覚による無意識の観念運動のイメージが浮かんでいます。
「鬱は、相手が話した言葉を、誤解して、思い違いして、錯覚して、妄想に囚われて怨み苦しみ呪う状態です」
2.鬱のときは、中止すべき無意識観念運動のイメージが浮かんでいます。
「鬱とは、社会の言語のなかの人間関係、仕事、勉強に不安、恐怖、緊張を自分だけが感じる五感覚で捉えています」
3.自覚的に考えるべきのイメージを思い浮かべましょう。
「自分だけが感じる五感覚による無意識の不安、恐怖、緊張を止めるボタンを一つ一つ、押して消しましょう」
4. さらに自覚的に考えるべきのイメージとは、どのようなものですか?
「鬱の病理を快方に向かわせる免疫療法に取り組む自分自身の姿をクローズアップ(拡大)して思い浮かべましょう。」
鬱の病理を快方に向かわせるためには、自分だけが感じる五感覚の対象と、正常な言語の概念を、国語辞典を引いて、一致させましょう。
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