いよいよ世界11カ国の天体望遠鏡が集まっているマウナケア山頂4205mに到着です。
ここは1年で300日以上晴天ということで天文銀座になっています。
こちらが我が国のすばる望遠鏡です。
アメリカの電波望遠鏡とカリフォルニア工科大学のサブミリ波望遠鏡
そしてついに
マウナケア頂上からのサンセットです。
この日は下界は厚い雲がありちょっと心配だったけど頂上は快晴
雲ひとつなく写真的には平凡なサンセットになってしまいました。
雲が真っ赤に焼けると見ごたえがあったのですが・・・。
でもお陰で気温も5度ぐらいあって、アメリカ空軍仕様という防寒着もいらなかったかも・・・。
前日は0度以下になって寒かったそうですが。
結婚35周年の記念に頂上で1枚。
若いカップルは二人でハートを作っていたけど、私たちはこんな感じで
この後ここからすばる望遠鏡を入れて星空を撮りたかったのですが
空気が薄く高山病になってはいけないということで、オニヅカセンターまで降りて撮りました。
もう360度どちらを見ても満天の星、星、星
みんなからも大歓声が
空がすごく近かったです。
母の手袋とスカーフをして、満天の星を眺めながら
「ここへ来させてくれてありがとう」と母に言ったら涙があふれてきました。
ひととおり、星座の説明を聞いてから私だけ少しみんなと離れて撮りました。
これは私が初めて挑戦した星空の写真です。
真ん中より少し上赤い星がさそり座のアンタレス、
ここからずっと明るい星をつないでいくとさそりのしっぽが
S字状にくるっとまわっているのが分かりますか?
この写真では分かりにくい方はさそり座の見かたで確認して下さい。
雲のように、もやっとみえるのは天の川です。
双眼鏡で見るとたくさんの星が集まっているのがよく分かりました。
こちらは夏の大三角と言いたいのですが
ひこぼし(アルタイル)がちょっと右上に外れてしまいました
画面右半分一番上が白鳥の頭、長い首を下に降ろすと十字になっているところから
翼を広げているところがはっきり見えますね。
尾っぽがデネブで画面中央上の方に一際明るく輝いているのが織り姫(ベガ)です。
プラネタリウムを見ているようにレーザー光で星をひとつひとつつないで
解説してもらったので、おとめ座、いて座、てんびん座などたくさんの星座を
確認することができました。
そうそう、ちょうど説明してもらっているところに人工衛星も通過していったんですよ。
で私の星座(しし座)はというと誕生月には見えないそうです。
それは自分が生まれた時に太陽がどの星座にあったかをいうので、
夜にはみえないんですね。
そしてこの日はなんと
流れ星もたくさん見れました
中には大きくてゆっくり流れるものも!
十分お願い事できたのに、「わぁ~~~という歓声だけで終わってしまって残念!」
ツアーのガイドさんも運が良ければ3つ4つは見れるかなと思っていたけど
こんなにたくさん見えるとはとびっくりされていました。
ちょうどペルセウス流星群などの時期だったのかもしれませんね。
帰りのバスの車窓からもいくつも流れるのが見えました。
私たちのホテルが一番遠いところにあったので帰ってきたのは午後11時半過ぎ、
でもこの日は興奮していてなかなか眠れなかったです。