風に吹かれて#2

青空に誘われて西東。
カメラ片手にお出かけしています。

オーストリア、ドイツ、スイス 1日目続き

2016-12-16 14:33:58 | アーカイブ 海外旅行

学友協会まで歩いて30分。

でもふたりとも歩き疲れているのでその元気はありません。

トラムに乗れば10分ぐらいで行くはずです。

しかし、トラムの乗り場がわかりません。

馬車の人に尋ねると、ここから大きな辻を3つぐらい歩いた所ということです。

わからないところを探して歩くのもどうかなと思ったので

結局近くに停っていたタクシーに乗ることにしました。

これだったら余裕で到着するはずです。

そこで「あら、学友協会って何て言ったらいいのかな?」

印刷した地図からは少し離れていたので載っていません。

そうだ!「ウイーンフィルハーモニー コンサートホール」

これで行くはずです。

運転手にそう告げると分かったというような顔をして走り出しました。

私は変な方向に行かないか見ていましたが、

歩こうと思っていた大通りを通り、ちゃんと近くの地下鉄の駅を過ぎて曲ったので

よしよしと思いながら

ここだよと降ろされたところは建物の色も違うし、周りに誰もいなくてシーンとしています

よく見ると確かにウイーンフィルと書いていますが、そこは事務局のようでした。

さあ、この時点でもう八時前です。

コンサートが始まるのは8時15分。

もう心臓はドキドキ、ハラハラ、足はガクガク。

どうしよう、どうしよう

方向音痴の私なのに、身体が勝手に動き出しました

主人は「そっちであっているのか!」と叫んでいますが

いや、探すしかないでしょ!

道行く人に尋ねても「知らない?」「わからない?」ばかり、、、。

時間に遅れたら入れないかもしれないし、もうコンサートは諦めるしかないのか?!

と思った時、大きな交差点に出て

信号待ちの男性に尋ねると

「う~ん、この近くにあると思うけど。ここを渡ったところにあるお店できいてごらん?」と

言ってくれました。

信号が変わるや否や駈け出して尋ねると

「ああ、この隣のビルだよ!」って

ほ~、そこへ倒れ込みそうな感じでしたが

隣のビルの角を曲がると正面に人がいっぱいいました。

あ~、何とか間に合った。

こちらが学友協会、ピンクの建物です。

毎年ニューイヤーコンサートの模様がテレビで放映されていて、

この響きのいいホールでのコンサートを楽しみにしていたんですよ。

別名黄金のホールとよばれ、中を見るだけでも値打ちがあります。

ただ、この時期ウイーンフィルはザルツブルグ音楽祭に出かけており

観光客向けに行われている小編成での演奏になりますが。

パンフレットを販売するお姉さんの笑顔に私も1部購入しました。

これが後から楽しい思い出につながるとは、、、。

2階のバルコニーの一番前が安くてお値打ちと聞いていたので

そこを取るつもりが なぜか最後まで席を選択する画面が出てこなくて

お任せで届いたチケットは1階の後ろの端っこの方。

でもまあまあよく見えました。

みなさんモーツアルトの衣装で演奏です。

演奏中は写真はダメとチューニングをしているところを撮ったのですが

みんな何でもありで、演奏中も携帯で写真やビデオまで写していましたよ。

最初はあまり聴いたことが無い曲でしたが

次に「アイネ クライネ ナハトムジーク」の演奏が始まると

隣の女性がうわあっと身体を踊らせて

私のプログラムを覗きこんで

「何の曲ですか?」というようなジェスチャーを!

私がプログラムを見せてあげるとメモメモしていました。

次のクラリネット協奏曲は「シーン!」

そして次にモーツアルトの「トルコ行進曲」が始まったら

またおお~という感じに喜んでいます。

これぐらい分かるだろうと思ったけど

なになにと覗きこむのでまた教えてあげました。

休憩になって

「どちらから来られたの?」って尋ねると

「ジョルダン」

一瞬、う~ん?と思いましたが

ああヨルダンですね。

すぐ「お友達(いしだまさん)の娘さんがこの夏行かれましたよ。」と話すと

「ええ、いいところですよ。ぜひ来るべきよ!」と

「Death Sea 」と言うと「Death Sea . Death Sea 」

ぽっかり浮いたら気持ち良さそうです。

私は日本からと言うと

今度は隣のお母さんが「あら去年東京、京都、神戸へ行ったのよ」と

奈良はちょっと反応無かったです。

生け花を習っていると言われたので、

「未生流?」と訊くと

「うん、うん。」当たりでした。

いろいろ話せて楽しかったです。

後半も

「モーツアルトの交響曲40番のあのメロディーが流れると」

すごく喜んで、、、。

お陰でとっても楽しいコンサートになりました。

次回はぜひフルオーケストラを聴いてみたいなと

夕飯はコンサート前に食べると眠くなるかもしれないので後にしました。

ホールからホテルへ帰る途中の日本語メニューもあって美味しいと評判の

ミュラーバイスル。

こちらでは夜の8時半まで明るいので

みなさんコンサート後にゆっくり夕食を食べるそうで、深夜12時まで開いています。

 

まずはビールで乾杯と名物ウインナーシュニッツエル。

お肉を薄くのばして揚げたものです。

 

ハンガリー風シチュー「グラーシュ」 とお薦めサラダ

私に振り回されて疲れ果てた主人も美味しいビールとお料理に満足顔。

なが~い、なが~いウイーンの一日が終わりました。

皆様もお疲れ様でした。

 

 

 

 

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