1月は何かと忙しくて、やっと年末年始の写真を見る余裕が出来ました。
2020年年末は恒例の横浜旅行もないので、随分前から近場に2泊3日くらいの旅行にしようと決めていて、子供達と話し合っていたら、そういえば近畿圏で奈良には行った事がないとの事。
私は自身は歴史好きもあり、馴染みのある土地なのに、子供達は何と奈良の大仏様も見たことが無いと言うのです。
そういえば、小学校の社会見学は京都の二条城や金閣寺で奈良は行ってませんでした。
歴史の教科書に必ず載っている奈良の盧遮那仏を見ないなんてこんなすぐに行ける距離にいて勿体ないと、早速奈良のホテルなどを探しました。
ホテルはやめて、今回は料理の美味しい旅館に決めました。
さて、高速に乗れば阪神間からも30、40分で着く奈良市内。
31日は軽くお昼を食べてから車で出発しました。
奈良に着いたら風の強いこと!正に寒風吹きすさぶ中、先ずは平城京蹟を見ました。
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凧揚げに興じる親子もいたりして、憩いの広場って感じでした。
復元された朱雀門。
奥に内裏や大極殿が発掘中。まだまだ全容が復元出来るまで時間がかかりそう。
けど、埋もれていた遺跡の声に導かれて、当時の様子を復元していくロマンには強く惹かれます。【日本】が誕生した京。
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逆光で失敗しましたが、遣唐使船。
もっと大きなものだったにせよ、やはり頼りなさを感じるその船に乗って唐まで行き、文化や政治を学んで来た私達の祖先。
命を落とすかもしれない、けど日本を唐から侮られないよう近代化(当時の)へ向けて使命感を持って海を渡った人たち。
冷たい風が吹いているからか、その覚悟に余計に感動してしまいました。
藤原京から平城京への遷都、日本中に建てられた国分寺。そしてその集大成とばかりに建てられた大仏と大仏殿。正倉院。
そうまでしなければいけなかった聖武天皇と光明皇后の心。
藤原氏の願いでもある二人の血をひく男子を得ること。
そのことに思いを馳せながら、私は家族と共に宿に向かいました。
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飛鳥からは遠いけど『飛鳥荘』さん。
居心地良い和室でした。
お風呂からは興福寺のライトアップが見えます。温泉ですが、換気のため窓は全開🍃
露天風呂と変わらない寒さ⛄
普段は修学旅行生なども泊まるそうで大きな宴会場がありましたが、今はコロナ禍。
食事は時間を厳密に決めて、二家族程度づつ。
二日目の近江牛のしゃぶしゃぶ。
御膳はどれも本当に美味しいし、盛り付けも綺麗で、料理はやはり見目麗しさが必要ですね。
さて、食事が終わると部屋にはふかふかのお布団が形良く綺麗に敷いてありました。
子供達は修学旅行にでも来たようにはしゃいでいます(高3と中1)なのに。
ガキ使は録画してきたので、久しぶりに家族揃って紅白を見ることにしました。
いつも私と時々夫も福山雅治さんの冬の大感謝祭でいないので。
いつもの余計な演出もなく、紅白淡々と歌を披露していく演出に好印象。
11時近くから興福寺の鐘が聞こえてきました。
生の除夜の鐘が聞けるなんて凄ーいとはしゃぐ娘。
紅白が終わり、ジャニーズのカウントダウン(娘の希望により)を見終わってから、念願の大仏殿へ向かいます。
湯冷めしないようにと暖かくしすぎて、途中で暑くなりました😅
今夜の大仏様は大仏殿の二階(?)部分が開き、外からでもお顔が拝顔出来る特別な夜なんです✨
拝観料も無料だし。
徒歩20分位で着きました。
やはり、例年に比べると初詣客は断然少ないと周りの人が話していました。
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窓が開いてお顔がくっきり。
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「教科書に載ってる仏像〜迫力あるわ」
と喜ぶ子供達。もっと早く見せてあげたら良かったな。
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当時の大仏は東洋どころか世界一の大きさを誇っていました。
木像でなく銅で作られ、金メッキを施された素晴らしい盧遮那。
聖武天皇と光明皇后の願い、勿論国の安寧、発展もあるけど、第一は跡取りの男子を授かること。
結局、夢は叶わず、娘を皇太子にして、孝謙天皇(後に称徳上皇)になります。
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東西南北を守る四天王像。
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模型。2度の放火があったからね〜平重衡と松永久秀。
大仏は子供を授かりますようにという願いは叶えなくても、自身に危害を加えた(焼き討ち)相手を許すことはしません。
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池に映る大仏殿。綺麗。
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真夜中も仲良しの鹿たち。可愛かったけど、観光客が減って鹿せんべいをもらってないからか、みんな首とか痩せていて痛々しい。
明日のお昼は鹿たちに鹿せんべいをあげようという予定になり、宿に帰り、もう一度温泉に入ったら、時刻はもう4時前。
朝食は8時。お正月はゆっくり寝たいなぁ…
続く
読んで下さりありがとうございます。