今日は雨ですよ~
だけどオイラは行かねばならない場所がある
なんとしても見てみたいモノがあるのだ。
それは年に一回だけ、
本日午後の数分間だけ見ることができるものなのだ。

それは・・・・・・・、
(もったいぶってるけど、タイトルに出てるって
)
加賀市のとある場所にある
斎藤別当実盛の鏡である。
斎藤別当実盛といえば、
松尾芭蕉がその生涯の悲劇を詠んだ
「むざんやな かぶとのしたの きりぎりす」でも有名だ。
斎藤実盛(さいとうさねもり)源平時代の頃の話になる。
1111年に生まれた実盛は成長とともに幾たびの戦いを行います。
そんな戦いのなかで敵方であった幼少の木曽義仲を救い信州へ送り届けたこともありました。
時代がたって実盛も年老いた武将となりました。
1183年に信州で挙兵し北国街道を進撃する木曽義仲を討つべく平維盛を総大将として実盛も出陣します。実盛は維盛より拝領した赤地錦の直垂をまとい、老齢を敵に侮られぬようにと白髪を黒く染めて戦いに臨みました。これが最期の戦いと覚悟をしていたようです。そして加賀国の篠原の戦いにおいて、勢いにのる義仲軍の前に味方が崩れるなか、実盛は最前線に踏みとどまって孤軍奮戦し、敵方の手塚太郎光盛との戦いの末に討ち取られる、享年73歳だった。
実盛は最後まで名乗らなかったため、敵も実盛であることがわかりませんでしたが、首実検の際に義仲側近の樋口兼光が気づき、義仲が実盛の髪を池で洗わせたところ、白髪となって、紛れもなく実盛とわかりました。義仲は幼少の自分を守って、信州に送り届けてくれた命の恩人の最期に、人目もはばからず泣き崩れたといいます。
今日のために調べようと先日図書館で借りてきた本です。

本の表紙のように、斎藤実盛は老齢を隠す為に白髪白髭を黒に染めて出陣したんです。
その際に用いたのが今回拝見したい貴重な鏡なのだ。

この左手に持ってる小さな鏡だ。
ではなぜその鏡が、一年に一回しか見ることができないのかというと・・・
なんと鏡は池の中にあって、
今日が年に一回の清掃日で水抜きを行う日だからだ。
さて行こう

あいにくの雨っす
まずその池の前に寄ったのが、

斎藤実盛が討ち取られた場所である篠原古戦場だ。

実盛塚。

この地で孤軍奮戦するも、実盛は討ち取られる。
実盛の首は、
少し離れた池で洗われ(首洗い池)

義仲と再開するのだ。

首を抱え泣き叫ぶ義仲像である。
斎藤実盛の甲は、義仲の命により多太神社に手厚く奉納される。
さて鏡のある池だが、それは深田という集落にある。

12時に着いた、看板もある。

前に来たことがあるのですんなりと来られた。
空き地に車を停めて、

150Mほど歩くのだ。

あそこ

あれ?誰もいない・・・

ひょっとして、この雨で清掃は中止となったのだろうか!
池を見る・・・。

この小さな池の中にあの鏡があるのだ。
ふむふむ

あぁ残念だなぁ
でも待てよ、たしか午後から行われるので少し早すぎたかも
違う場所で時間を潰してまた来よう。

日本海荒れてますね~

加佐の岬にも源平合戦の場所がある。

それはオシャレなお店の奥の林の中にある。

誰も知らないだろうなぁ・・

この林の中を少し歩くと

篠原合戦戦死者埋葬地の石碑なるものが出てくる。

平氏軍が多く戦死した場所である。
倶利伽羅峠で大敗してから、宮越、根上、安宅、篠原と負け続けて、
背後に岸壁があるこの場所で起死回生の背水の陣で迎えたが、もはや平氏軍の多くは戦意喪失しており、この地で多くの戦死者が出たという。
さて時刻は午後1時になった、清掃開始する時間である、
あの鏡の池に行ってみよう。


あっ!

やってる!やってる!

町内の方の池の清掃活動だ。

ポンプで池の水を勢いよく排水している。
この雨の中、草刈りまでやられてます。

ご苦労様です。
池の水が大分減ってきた。

10人で作業されていました。

あれ?

鏡は、

あそこにあるのか!

てっきり池の底にあるものだと思っていた。
あっ取りだした!

渡したぞ

運んで・・・

洗ってる!

町内の人がオイラに向けて手招きしてくれた!
“ヘ(゜▽゜*)オイデオイデ
近くで写していいよという合図だ
了解です~


おお!

(大変貴重ゆえ、一旦モザイクします
)
何、何!

バケツをひっくり返して
その上に置くー!!!

(近く斎藤実盛特集しますんで、その際には公開しま~す
)
これぞ斎藤別当実盛の鏡!

へっ、へい、平安時代のものだぞ((;゚Д゚)ガクガクブルブル)
さわっちゃいましたー!!!

きゃー900年前の鏡にさわってる~
斎藤実盛が持ったこの鏡ですよ~!

大感動です!



池の底に溜まった落ち葉や泥を数人がかりでかき出して、

作業はテキパキと進み、

大切な鏡を元の位置に戻して、水を入れました。
いや~今回は見るのも難しいかなと思っていたんだが、
あんなに近くで、しかも触ることができたなんて信じられないです~。
深田町の方々、ありがとうございました~
※斎藤別当実盛については、もう少し勉強して、今回の鏡と多太神社にある甲(これも以前撮影できてる
)のアップ含めて特集記事を作成したいと思ってます
【ヒゲ親父】
にほんブログ村
にほんブログ村

だけどオイラは行かねばならない場所がある

なんとしても見てみたいモノがあるのだ。
それは年に一回だけ、
本日午後の数分間だけ見ることができるものなのだ。

それは・・・・・・・、
(もったいぶってるけど、タイトルに出てるって

加賀市のとある場所にある
斎藤別当実盛の鏡である。
斎藤別当実盛といえば、
松尾芭蕉がその生涯の悲劇を詠んだ
「むざんやな かぶとのしたの きりぎりす」でも有名だ。
斎藤実盛(さいとうさねもり)源平時代の頃の話になる。
1111年に生まれた実盛は成長とともに幾たびの戦いを行います。
そんな戦いのなかで敵方であった幼少の木曽義仲を救い信州へ送り届けたこともありました。
時代がたって実盛も年老いた武将となりました。
1183年に信州で挙兵し北国街道を進撃する木曽義仲を討つべく平維盛を総大将として実盛も出陣します。実盛は維盛より拝領した赤地錦の直垂をまとい、老齢を敵に侮られぬようにと白髪を黒く染めて戦いに臨みました。これが最期の戦いと覚悟をしていたようです。そして加賀国の篠原の戦いにおいて、勢いにのる義仲軍の前に味方が崩れるなか、実盛は最前線に踏みとどまって孤軍奮戦し、敵方の手塚太郎光盛との戦いの末に討ち取られる、享年73歳だった。
実盛は最後まで名乗らなかったため、敵も実盛であることがわかりませんでしたが、首実検の際に義仲側近の樋口兼光が気づき、義仲が実盛の髪を池で洗わせたところ、白髪となって、紛れもなく実盛とわかりました。義仲は幼少の自分を守って、信州に送り届けてくれた命の恩人の最期に、人目もはばからず泣き崩れたといいます。
今日のために調べようと先日図書館で借りてきた本です。

本の表紙のように、斎藤実盛は老齢を隠す為に白髪白髭を黒に染めて出陣したんです。
その際に用いたのが今回拝見したい貴重な鏡なのだ。

この左手に持ってる小さな鏡だ。
ではなぜその鏡が、一年に一回しか見ることができないのかというと・・・
なんと鏡は池の中にあって、
今日が年に一回の清掃日で水抜きを行う日だからだ。
さて行こう


あいにくの雨っす

まずその池の前に寄ったのが、

斎藤実盛が討ち取られた場所である篠原古戦場だ。

実盛塚。

この地で孤軍奮戦するも、実盛は討ち取られる。
実盛の首は、
少し離れた池で洗われ(首洗い池)

義仲と再開するのだ。

首を抱え泣き叫ぶ義仲像である。
斎藤実盛の甲は、義仲の命により多太神社に手厚く奉納される。
さて鏡のある池だが、それは深田という集落にある。

12時に着いた、看板もある。

前に来たことがあるのですんなりと来られた。
空き地に車を停めて、

150Mほど歩くのだ。


あそこ


あれ?誰もいない・・・

ひょっとして、この雨で清掃は中止となったのだろうか!
池を見る・・・。

この小さな池の中にあの鏡があるのだ。
ふむふむ


あぁ残念だなぁ

でも待てよ、たしか午後から行われるので少し早すぎたかも

違う場所で時間を潰してまた来よう。

日本海荒れてますね~

加佐の岬にも源平合戦の場所がある。

それはオシャレなお店の奥の林の中にある。

誰も知らないだろうなぁ・・

この林の中を少し歩くと


篠原合戦戦死者埋葬地の石碑なるものが出てくる。

平氏軍が多く戦死した場所である。
倶利伽羅峠で大敗してから、宮越、根上、安宅、篠原と負け続けて、
背後に岸壁があるこの場所で起死回生の背水の陣で迎えたが、もはや平氏軍の多くは戦意喪失しており、この地で多くの戦死者が出たという。
さて時刻は午後1時になった、清掃開始する時間である、
あの鏡の池に行ってみよう。


あっ!


やってる!やってる!


町内の方の池の清掃活動だ。

ポンプで池の水を勢いよく排水している。
この雨の中、草刈りまでやられてます。

ご苦労様です。
池の水が大分減ってきた。

10人で作業されていました。

あれ?

鏡は、

あそこにあるのか!

てっきり池の底にあるものだと思っていた。
あっ取りだした!


渡したぞ


運んで・・・


洗ってる!


町内の人がオイラに向けて手招きしてくれた!
“ヘ(゜▽゜*)オイデオイデ
近くで写していいよという合図だ

了解です~



おお!

(大変貴重ゆえ、一旦モザイクします

何、何!


バケツをひっくり返して
その上に置くー!!!

(近く斎藤実盛特集しますんで、その際には公開しま~す

これぞ斎藤別当実盛の鏡!

へっ、へい、平安時代のものだぞ((;゚Д゚)ガクガクブルブル)
さわっちゃいましたー!!!


きゃー900年前の鏡にさわってる~
斎藤実盛が持ったこの鏡ですよ~!

大感動です!



池の底に溜まった落ち葉や泥を数人がかりでかき出して、

作業はテキパキと進み、

大切な鏡を元の位置に戻して、水を入れました。
いや~今回は見るのも難しいかなと思っていたんだが、
あんなに近くで、しかも触ることができたなんて信じられないです~。
深田町の方々、ありがとうございました~

※斎藤別当実盛については、もう少し勉強して、今回の鏡と多太神社にある甲(これも以前撮影できてる


【ヒゲ親父】

