和貴の『 以 和 為 貴 』

森友学園 籠池氏について・・・想うこと

今回、学校法人・森友学園の「瑞穂の国記念小学校」の件をめぐり、教育勅語の復権を願う者のひとりとして、その想いなどを綴っていきたいと思います。


当初、この件がマスコミや国会の場で報じられるようになった2月初旬のころは、 "愛国教育" なるものを基本方針とした当該小学校が、この春に開校されることに対する、反日勢力による単なるいやがらせ行為だと思っており、事態はそのうち鎮静化されるものと感じていました。

ところが、キム・ジョンナム氏の暗殺やミサイル問題といった北朝鮮情勢、パク・クネ大統領弾劾決議によって政治的混乱を極める南鮮・韓国情勢、支那中共の海洋進出による東アジア情勢の混乱など、マスコミや国会がとりあげなければならない重要案件というものは完全になりを潜め、3月になってもまだ森友学園の件が世間を賑わせていました。

マスコミや政治家、またネットの書き込みなどを見てみると、当該小学校建設などにおける口利きやお金の流れなどに対して「真相はどうなのか?」「だれが嘘をついているのか?」という旨の発言を多く見受けられましたが、正直、籠池氏や官邸各位だけでなく、関係役人や野党議員や府会議員、さらにはマスコミを含むジャーナリズムすべてが嘘を吐いているとしか思えず、そして、そんな嘘まみれのなかで真相を明らかにすることなど不可能なことであると思うようになり、しかしながら、当該問題の解決のためにいち個人やいち団体にその責任を押し付けようとしている、といったこれまでありきたりな手法というか、パターンというか、そんな風に感じて仕方ありませんでした。

さらに、籠池氏自身の理想というものを早急に実現したいあまりなのか、氏の焦りみたいなものも感じてしまいました。

想うに、教育勅語を実践する学校そのものが、現時点でのわが国においては時期尚早過ぎたのです。

現行憲法の条文がいまだ一文字も改正されてはおらず、ましてや教育基本法もその条文ほとんどがなにも変えられてはいません。まずもって、この時点で、安倍総理のいう「戦後レジュームからの脱却」と銘打って保守層からの支持を得て政権を担ったこと自体が虚偽(消費増税・移民受入れ・マイナンバー制度など・・・)だったと言わざるを得ないわけでありますから、自民党が籠池氏ひとりを責めることに、とてつもない違和感を覚えるのです。

ですが、一日も早く国内におけるこうした諸問題を解決するということは、国際社会に対して、強い指導者としての地位をアピールできたことでしょうし、そのことは外交的にとても重要なことでもあるともいえますから、一連の内閣の答弁などを振り返ってみますと、納得せざるを得ないところもあります。

結局のところは、これまで国民を欺くために多くの虚偽が蔓延し、虚偽の上に虚偽を重ね続けてきた結果として、籠池氏への証人喚問であります。

籠池氏の人格云々として、勝手に「安倍晋三記念小学校」といって寄付金を得ようとしたり、こどもたちに「安倍総理、がんばれ!」などと言わせてみたり、また今回の件で関わったとされる多くの議員や人物の氏名を公表してみたり、まさに教育者としてどうなのか?とは思いますが、いち民間人の立場としていえば、それも仕方ないことともいえるのです。

焦り、恐怖、絶望感というのは、人間ならば誰もが一度は背負うものであります。ましてやいち民間人としての立場で、政治権力やその他権力と争うならば、尚更でしょう。

今回の件において、教育勅語の復権、現行憲法破棄といった「真に日本を取り戻す」、ということが決して生易しいものではないということ、そしてこれに反対する勢力というものの存在が、共産党をはじめとする反日左翼リベラリストだけではないということを改めて思い知らされた気がします。

さらには、昭和40年代から平成にかけて、プロバガンダを駆使し、罪なきところに罪を作るといったノウハウを熟知したものたちの存在を決して忘れてはならないと思います。


最後に、現行憲法下において、教育勅語がいくら優れていようとも、幼い子供たちに強要するというのは、思想の自由・学問の自由・表現の自由に反するものと思いますし、まさにこども教育という点においてモノ申せば、現行憲法がある限り、まともなこども教育が施されることはありませんし、そうした歪んだ憲法の精神が、歪んだ社会を生み出すことにも繋がっていきます。

戦時中、教育勅語が日本を軍国へ推し進めたといわれる人がいますが、それは考え方の違いですから、無碍に否定はしませんが、しかし、欧米列強の有色人種への強い差別意識というものが日本を軍国へ進ませた一因であるということも、どうか肝に銘じておいていただきたいものです。

そして、焼け野原となった敗戦後の日本が、わずかな期間で大復興を成し遂げられたのも、教育勅語の精神が、その時代を生きた人々のこころ奥底にはあったからであります。

籠池氏・・・その人格云々はともかくとしましても、早い時期より教育勅語の復権を目指された方であったはずでありますから、単に自身の銭儲けのためといわれるならば、反日左翼マスコミにどっぷりと寄り添い、急進的な教育方針を掲げていればよかったはずでありますが、しかしそうではありませんね。

このことは田母神氏にも共通していえることではないでしょうか・・・。


なんにせよ、旧民主党から安倍政権に代わってみても、真正保守の方々が心安まることはないということであります。

これだけ世界情勢が変わろうとしているにも係わらずに・・・


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