ゆぅすけです。
経済や景気のお話っていうのは、ものすごく苦手なのですが、私がいつも注視している点が御座います。それはタクシー事業であります。実態経済の判断材料としまして、これほど分かり易いものは他にありません。私のようなド素人でも、タクシー事業の動向を探っていくと大体の景気判断は可能であります。ですから、タクシーの運転手さんに色々なお話を聞かせて頂くよう心がけていますし、私の知人や友人としましても、タクシー運転手さんが数人います。
そんなタクシー事業ではありますが、相当なほどに行政の圧力がかかっているようなのです。確かに、運転手さんは高齢化し事故も増え、電車やバスに比べ安心面・安全面に関しては確実に劣りますから、そんな安心・安全を確保するためには、どうしても法的な手段を用いるしかありません。距離制限や時間制限は厳格化されますから当然、売上は落ちます。「距離が足りない」、「時間が足りない」という理由で、せっかくのお客さんをお断りしなければならないということもあるそうです。そして接客態度や乗車拒否に対する罰則の強化というものも、運転手さんを困らせているようです。
私が社会人となり、ある建設関係会社へ就職し、上司(当時60歳くらい)と共に大阪へ出張へ行った折りのお話ではありますが、その際、タクシーを利用することになりました。私はその時はじめて、上司からタクシーの乗り方というものを教わりました。都会では、駅待ち、辻町、流し、無線といったタクシーの捕まえ方があり、遠方と短距離を使い分けしなければならないとういうことを教わりました。そして私のような下っ端は、出来るだけ助手席に乗り込み、左折時などの安全確認等、運転手さんの補助をしなければならないことも教わりました。(たしかに助手席と呼ばれる所以ですね。)
このように、まずは己自身が襟を正し、その上で運転手さんの接客態度云々をいうのであれば話はわかりますが、襟を正さずに利用するお客さんが多くなり、タクシー事業所や行政機関などへの抗議の電話が増し、渋々といった形で罰則強化をしなければならなくなったのでは、と私は考えています。
こうした運転手さんに対する罰則強化は、お客さんだけでなく、事業所や行政の人々にも"傲慢"の心が芽生えていきますが、タクシー労働組合も、時代の流れ(この言葉は嫌いではありますが)には逆らえず、その組織力は低下する一方でありますから、いよいよもって運転手さんに対する風当たりはキツイものとなっていくわけです。
そんな中にあっても、朝早くから夜遅くまで頑張っておられます運転手さんには本当に頭が下がります。ですが、売上は年々低下し、景気は決して良いものとは思えません。株式市場の数字では、バブル期並みの高水準にまで伸びては来ているものの、実体経済としてはその効果は全く感じられないのです。どうしてでしょうか?
大阪地域では、営業車の減車がここ数年で続き、タクシーの台数が一番多い時に比べ、一割以上も減っているのですから、そこへ株式市場の数値と比較すれば、売上は伸びていなければいきません。しかし実際には低下もしくは横並びだという運転手さんがほとんどなのです。やはり消費税増税が影響しているのでしょうか?大阪では梅田と阿倍野で大規模な開発が施され、訪れる人の数も増えました。阿倍野ではたしかにタクシーを利用する人が増えたそうではありますが、深夜になるとタクシーを利用する人の数が格段に落ちたそうです。以前大阪には「ワンコインタクシー」と言われる格安タクシーが走っていました。
このワンコインタクシーは、正規の料金タクシー(5000円超え5割引きなし)とは比較にならないほどに安いらしく、そんな格安タクシーを利用していたお客さんが、正規の料金タクシーを利用するようになるとは考えにくいのです。深夜はバスも電車もなくなり、タクシーで移動する方法しかありません。ですから、電車やバスがあるうちに帰路につく人が増えてしまったのです。
現在のタクシー事業の低迷を引き起こしたのは、紛れもなく行政であります。ワンコインタクシーをなくしてしまったことを言っているのではなく、ワンコインタクシーの認可を下したことにより、利用者の意識をガラっと変えてしまったことを言っているのです。
大阪で走っていますタクシーは、現在初乗り680円でありますが、これは史上もっとも高い運賃であり、バブル期の運賃よりも割高なのです。
景気が向上すれば、運賃が上がるが、給料も上がる。
景気が低下すれば、運賃が上がるが、給料は下がる。
運賃というのは上がり続けているのですが、一体景気って何?って言いたくなります。給料が上がらなければ景気は良くなりませんし、実感も湧きません。こんなの当たり前のことですね。ところがタクシー事業に関していえば、なんとも可笑しな現象が起こっているのです。
ワンコインタクシーのように安い運賃の事業所で働く運転手さんは、給料が上がっていました。ところが行政はワンコインタクシーを廃止し、運賃の値上げを実施してきたのです。景気が低迷してるのに運賃を値上げすれば、運転手さんの給料が下がることは目に見えているというのに・・・。
ちなみにワンコインタクシーは、当時の小泉政権下の規制緩和や運賃の自由化に伴い発生したものです。他の事業所よりも安い運賃で、多くの利用者を獲得し利益を伸ばそうと企んでいました。あくまで憶測ではありますが、小泉元総理や竹中平蔵氏というのは、こうした企業から多額の献金を頂戴していたのではないのでしょうか?と今になって勘ぐってしまいます。
それはさておき、本当に景気を良くしたいと思うのであれば、運賃は下げるべきなのです。それは規制緩和や自由化ではなく、全車共通としてであります。そしてそれは、その地域に根ざしたタクシーとして、地元の人々の足となれるようにという想いもあります。5000円超5割引きを採り入れているタクシー事業所には、まさに地元の人々の足になることを否定していると感じてなりませんし、遠方の利用者には割引し、地元の利用者には割高という、とんでもない現象を引き起こしていることを理解して頂きたいと思います。
景気というのは「気」とありますように、気持ちに余裕がなければ景気は良くなりません。
タクシーの運転手さんも、そして利用者の方々にも、気持ちの余裕が得られますように、行政や事業所の方々には本気で努力していただきものと切に願います。
経済や景気のお話っていうのは、ものすごく苦手なのですが、私がいつも注視している点が御座います。それはタクシー事業であります。実態経済の判断材料としまして、これほど分かり易いものは他にありません。私のようなド素人でも、タクシー事業の動向を探っていくと大体の景気判断は可能であります。ですから、タクシーの運転手さんに色々なお話を聞かせて頂くよう心がけていますし、私の知人や友人としましても、タクシー運転手さんが数人います。
そんなタクシー事業ではありますが、相当なほどに行政の圧力がかかっているようなのです。確かに、運転手さんは高齢化し事故も増え、電車やバスに比べ安心面・安全面に関しては確実に劣りますから、そんな安心・安全を確保するためには、どうしても法的な手段を用いるしかありません。距離制限や時間制限は厳格化されますから当然、売上は落ちます。「距離が足りない」、「時間が足りない」という理由で、せっかくのお客さんをお断りしなければならないということもあるそうです。そして接客態度や乗車拒否に対する罰則の強化というものも、運転手さんを困らせているようです。
私が社会人となり、ある建設関係会社へ就職し、上司(当時60歳くらい)と共に大阪へ出張へ行った折りのお話ではありますが、その際、タクシーを利用することになりました。私はその時はじめて、上司からタクシーの乗り方というものを教わりました。都会では、駅待ち、辻町、流し、無線といったタクシーの捕まえ方があり、遠方と短距離を使い分けしなければならないとういうことを教わりました。そして私のような下っ端は、出来るだけ助手席に乗り込み、左折時などの安全確認等、運転手さんの補助をしなければならないことも教わりました。(たしかに助手席と呼ばれる所以ですね。)
このように、まずは己自身が襟を正し、その上で運転手さんの接客態度云々をいうのであれば話はわかりますが、襟を正さずに利用するお客さんが多くなり、タクシー事業所や行政機関などへの抗議の電話が増し、渋々といった形で罰則強化をしなければならなくなったのでは、と私は考えています。
こうした運転手さんに対する罰則強化は、お客さんだけでなく、事業所や行政の人々にも"傲慢"の心が芽生えていきますが、タクシー労働組合も、時代の流れ(この言葉は嫌いではありますが)には逆らえず、その組織力は低下する一方でありますから、いよいよもって運転手さんに対する風当たりはキツイものとなっていくわけです。
そんな中にあっても、朝早くから夜遅くまで頑張っておられます運転手さんには本当に頭が下がります。ですが、売上は年々低下し、景気は決して良いものとは思えません。株式市場の数字では、バブル期並みの高水準にまで伸びては来ているものの、実体経済としてはその効果は全く感じられないのです。どうしてでしょうか?
大阪地域では、営業車の減車がここ数年で続き、タクシーの台数が一番多い時に比べ、一割以上も減っているのですから、そこへ株式市場の数値と比較すれば、売上は伸びていなければいきません。しかし実際には低下もしくは横並びだという運転手さんがほとんどなのです。やはり消費税増税が影響しているのでしょうか?大阪では梅田と阿倍野で大規模な開発が施され、訪れる人の数も増えました。阿倍野ではたしかにタクシーを利用する人が増えたそうではありますが、深夜になるとタクシーを利用する人の数が格段に落ちたそうです。以前大阪には「ワンコインタクシー」と言われる格安タクシーが走っていました。
このワンコインタクシーは、正規の料金タクシー(5000円超え5割引きなし)とは比較にならないほどに安いらしく、そんな格安タクシーを利用していたお客さんが、正規の料金タクシーを利用するようになるとは考えにくいのです。深夜はバスも電車もなくなり、タクシーで移動する方法しかありません。ですから、電車やバスがあるうちに帰路につく人が増えてしまったのです。
現在のタクシー事業の低迷を引き起こしたのは、紛れもなく行政であります。ワンコインタクシーをなくしてしまったことを言っているのではなく、ワンコインタクシーの認可を下したことにより、利用者の意識をガラっと変えてしまったことを言っているのです。
大阪で走っていますタクシーは、現在初乗り680円でありますが、これは史上もっとも高い運賃であり、バブル期の運賃よりも割高なのです。
景気が向上すれば、運賃が上がるが、給料も上がる。
景気が低下すれば、運賃が上がるが、給料は下がる。
運賃というのは上がり続けているのですが、一体景気って何?って言いたくなります。給料が上がらなければ景気は良くなりませんし、実感も湧きません。こんなの当たり前のことですね。ところがタクシー事業に関していえば、なんとも可笑しな現象が起こっているのです。
ワンコインタクシーのように安い運賃の事業所で働く運転手さんは、給料が上がっていました。ところが行政はワンコインタクシーを廃止し、運賃の値上げを実施してきたのです。景気が低迷してるのに運賃を値上げすれば、運転手さんの給料が下がることは目に見えているというのに・・・。
ちなみにワンコインタクシーは、当時の小泉政権下の規制緩和や運賃の自由化に伴い発生したものです。他の事業所よりも安い運賃で、多くの利用者を獲得し利益を伸ばそうと企んでいました。あくまで憶測ではありますが、小泉元総理や竹中平蔵氏というのは、こうした企業から多額の献金を頂戴していたのではないのでしょうか?と今になって勘ぐってしまいます。
それはさておき、本当に景気を良くしたいと思うのであれば、運賃は下げるべきなのです。それは規制緩和や自由化ではなく、全車共通としてであります。そしてそれは、その地域に根ざしたタクシーとして、地元の人々の足となれるようにという想いもあります。5000円超5割引きを採り入れているタクシー事業所には、まさに地元の人々の足になることを否定していると感じてなりませんし、遠方の利用者には割引し、地元の利用者には割高という、とんでもない現象を引き起こしていることを理解して頂きたいと思います。
景気というのは「気」とありますように、気持ちに余裕がなければ景気は良くなりません。
タクシーの運転手さんも、そして利用者の方々にも、気持ちの余裕が得られますように、行政や事業所の方々には本気で努力していただきものと切に願います。