「肺がん可能性」2度報告でも医師間で情報共有されず…治療開始遅れ女性死亡
川崎市役所
川崎市は24日、市立井田病院(中原区)で女性患者が2度にわたりコンピューター断層撮影法(CT)検査で肺がんの可能性を指摘されながら、医師の間で情報共有がされないミスがあったと発表した。女性はがん治療の開始が約4年半遅れ、今年8月に80歳代で死亡した。
市病院局によると、女性は2017年12月と21年12月に骨折で入院。CT検査をした放射線診断科医が2度とも報告書に「肺がんの疑いがある」と記載した。しかし、注意喚起などはなく、当時の主治医らも報告書を確認しなかったため、女性をそのまま退院させていた。
女性が心不全で救急搬送された今年5月、担当となった医師が過去のCT検査報告書を確認した。検査した結果、女性は「ステージ4」の肺がんと診断された。病院側は女性と家族に謝罪し治療にあたったが、女性は約3か月後に死亡した。
波紋を呼ぶ中日・立浪流大改革【オフの震源地を探る】
中日・立浪監督 (C) Kyodo News
◆ 最終回:立浪監督が今オフに「真逆のカード」を切り続ける理由 監督とは因果な商売である。
23日、日本中を熱狂させたサッカーW杯では日本が強豪のドイツを撃破。森保一監督の采配に賛辞が送られた。しかし、アジア地区予選で連敗スタート時には更迭論が報じられ、批判の矢面に立たされたのも記憶に新しい。 野球界なら2年連続でセリーグを連覇したヤクルト・高津臣吾監督でさえ、日本シリーズでオリックスに敗れると悔し涙を流している。最後に勝った者だけが勝者。ましてや、最下位に沈んだ指揮官の悔しさは計り知れない。 中日の立浪和義監督がチーム再建に向けて、激しく動き回っている。
もう一つの日本代表が初陣!女性審判員・山下良美さんの登場に応援メッセージ「歴史的な瞬間」
山下良美さん
【FIFA ワールドカップ カタール 2022・グループF】ベルギー1-0カナダ(日本時間11月24日/アフメド ビン アリ スタジアム) 【映像】もう一つの日本代表が初陣!大会史上初の女性審判 山下さんデビュー サッカー日本代表がドイツ代表から金星を挙げてから約4時間後、”もう一人”の日本代表が初陣を迎えた。大会史上初の女性審判として山下良美さんがベルギー対カナダの一戦で第4の審判員としてワールドカップデビューを果たした。 サッカー界では人種や性別、宗教など様々な観点から「差別」や「偏見」を撲滅する運動が行われている。例えばUEFAチャンピオンズリーグ(CL)やプレミアリーグ、リーグ・アンなどでは数年前から女性審判員が主審や副審を務めることが増えている。多様性へと向かっている今後の社会では、男女問わずに活躍できる環境が当たり前のように整備されるようになるだろう。
それはワールドカップも同様だ。今大会ではワールドカップの歴史上はじめて、女性審判が選出されており、3人の審判員がピッチに立つ予定だ。その中の1人である山下良美さんが、第4の審判員としてベルギー対カナダの一戦に登場。ワールドカップの歴史上、初めて女性審判員がピッチに立ったのだ。
ABEMAで実況を務めた三上大樹アナウンサーは「日本代表とともに、初めてワールドカップの舞台に足を踏み入れる審判団として山下良美審判員が立ちます。今日は代替え審判(第4審判員)、主審の判定を支援したり、選手交代の支援をするのが役割です」と山下さんを紹介した。 普段はあまりフューチャーをされない審判員たちだが、この歴史的瞬間に際してABEMA視聴者からは「頑張ってほしい」「山下さんおめでとうございます」と山下さんを応援するコメントが相次いだ。
当たり前のように性別を問わず、サッカーの試合を裁ける未来がこの先に待っているだろう。「女性審判が登場!」という記事を執筆することは、今大会が最後になって欲しいと願うばかりだ。