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ROG STRIX B560-I GAMING WIFI に ubuntu をインストール

2021年11月28日 | CPU

はじめに

mini-ITX のパソコンを組みました。組み合わせは、パーツ構成のようになります。 OS は、ubuntu 20.04.3 LTS をブータブルUSBからインストールしました。 2021年11月末までの状況について紹介します。

紹介はしますが、自己責任でお願いしますm(_ _)m。

インストールに関して大きく2つの問題点がありました。 有線LAN(RTL8125)のドライバモジュールに関する問題とグラフィックボードのドライバモジュールに関する問題です。

結論から wifi でインターネットに接続できない環境では、簡単にインストールは無理です。

パーツ構成のあとに問題点と対処方法、つぎに組み立てとインストールの Tips を紹介します。

パーツ構成

ケース
Fractal Design Era ITX
電源ユニット
Corsair SF600 -PLATINUM- 600W
M/B
ROG STRIX B560-I GAMING WIFI
メモリ
CFD販売 PC4-21300 DDR4-2666 16GB Panram D4U2666PS-16GC19
SSD
Western Digital NVMe WDS100T2B0C
グラフィックボード
ASUS NVIDIA GeForce GT730 2GB
CPU
Intel Corei5-11400
ストレージデバイス
Hitachi HGST Deskstar 3.5inch 1TB 0S02601 Serial ATA300

インストール時のネットワーク接続

ubuntu 20.04 LTS (以下 ubuntu) をインストールするときにネットワークに接続することで、 最新のパッケージをインストールすることができます。

インストールでは wifi での接続が選択できます。必ず接続して、インストールしながら最新のパッケージを取得するようにしてください。有線接続はできません。

インストール時にネットワークに接続しておかないと、LAN接続に関するドライバモジュールの取得ができなくなります。 結果として、RTL8125 を使用している有線接続はできません。 無線接続についても、オンボード、USBで接続した無線LANアダプタも不安定な状態で apt できないでしょう。

もしくは事前に有線LANか wifi の適切なドライバモジュールを用意してください。

わたしは、Buffalo の WLI-UC-G301N を挿して接続しました。 15分程度でインストールは完了します。

GT730 のグラフィックボードのドライバモジュールについて

今回の組み合わせでは、Core i5 11400 の GPU を内蔵した CPU を使用しているので、グラフィックボードがなくても映像・音声とも出力が可能です。

ASUS GT730-SL-2GD5-BRK-E を使用する場合は、別段の手順と注意点があります。

絶対に注意するべき点は、グラフィックボードのドライバモジュールが間違いなくインストールされる前に

「自動ログイン」をオンにしない!!

ブータブルUSBからインストールした直後は、「ソフトウェアとアップデート」ー>「追加のドライバ」で「手動でインストールしたドライバ」が表示されています。"nvidia-driver-470" を選択したいのですが、できないでしょう。 そこで、つぎの手順を踏みます。

1.DisplayManagerを無効

「DisplayManagerを無効」にすると GUI からCUI のみに切り替わります。

$ systemctl isolate multi-user.target

2.nvidia のドライバモジュールをいったん削除

CUI でログインして、つぎのコマンドを実行して、nvidia のドライバを削除します。

$ sudo apt --perge autoremove nvidia*

3.nvidia-driver-470 のインストール

$ sudo apt update
$ sudo apt install nvidia-driver-470
$ reboot

これで、あなたは幸せになれるかもしれません。あとはあなたの好みのままです。(CUDA以外はな。。。)

mini-ITX は程よいサイズ

トラブルシューティングが終わると、あなたはたいして興味をなくすかもしれませんが、10年ぶりにPCを更新したので、その驚きと時代の変化についていけなかったことを記しておきます。

これまでは Shuttle の SH55J2 を使用していました。ベアボーンです。キューブ型のPCがほしかったのですが、拡張性や機能性、将来性を検討すると mini-ITX にしようと結論しました。ただ、mini-ITX の規格は台湾のメーカーが提唱している規格らしくて、どこまで維持されるのか心配です。拡張性、機能性、サイズは素人目ですがピカイチだと思います。あと値段の方が…

電源ユニットは、SFX/規格 のものを使いました。ATX12V だとちょっと大きすぎるんですよね。 SFX/規格の電源ユニットを選択することで PCケース Era では、3.5インチベイが2つ確保できます。 2.5インチだと4つです。ATX12Vだと、3.5インチベイが1つ。2.5インチが2つになります。 あと、グラフィックボードを設置して配線するのにかなり余裕が取れます。

静かだよ

静音性についてですが、これもこだわりました。Era のケースファンは 92mm と大きく静かです。 グラフィックボードの ASUS NVIDIA GeForce GT730 もファンレスなので静かです。 電源ユニットのCorsair SF600 も低出力時はファンが停止して静かです。 総じて、静かです。

温度も適温だよ

温度も 通常使用で CPU が 45℃、G/B が30℃、NVMe が 40〜50℃、wifi が 40℃程度で、 オーバークロックなどしなければ問題ないと思います。 Era ケース は強力なファンを増設できるので、そういうのもありです。

CPU クーラは、BOX 付属の純正品を使用しています。 CPUファン電源が M/B の上部についているので、ファンの配線の向きを考慮しないと配線がファンに引っかかります。 グラフィックボードをはずしたときにひかかって、起動時にUEFI(BIOS)から警告がありました。 おそらく System のBeeper がないので あっ ってなったりして。。。

Core i5-11400

このへんは一般的で有名な仕様だと思います。 使用したところ、CPU の使用率が 50%未満と性能がフルで使えないようです。 なんででしょうねぇ。。。

メモリはケチったよ

メモリは DDR4 です。 M/B の要求が Non-ECC UNbuffered DIMM なので、Non-ECC です。 高いのが ECC なので、安いのを買いました。 増設を考えて16GB を 1枚としました。 意外にこれが性能を左右してたりするんですかね?

Western Digital NVMe WDS100T2B0C

はじめての SSD です。M/B の前面に取り付けるには 11世代の CPU を載せる必要があるそうです。 そのようにしています。

前は HDD がカリカリ鳴っていたのですが、静かで、OS、アプリの起動は速いです。 ホームディレクトリは HDD を使用しているので、.config を読み込むと凄く遅く感じます。 僅かなんですがね。

旧BOIS が UEFI というものに変わっていてビックリしました。 昨今の ゲーミングなんたらって言うのは、こういうことだったんだと思い知らされました。

パーティションを区切るのに EFIシステムというものを先頭に取らないとならないらしいです。 「EFIシステムパーティションの最も一般的なサイズガイドラインは100MBから550MBの間」 [fixes.pub] だそうです。878MBをゲットしました。実際の消費は 33MB だったのですが...知りませんよ。

吾に動画を!

これまで観れなかった AV1 コーディックの動画が見れるようになりました。 2つの動画再生も余裕でした。これで 11年は戦えます。

グラフィックボードのオトシマエ

GT730 は GK208B というらしいのですが、CUDA をインストールすると1画面しか表示されなくなります。 これからサポートされると問題が解決するのかは不明です。期待して終わります。

じゃねぇ。



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