2011年もよろしくお願いいたします。
借りたDVDをエンコードしてHDD(ハードディスクドライブ)に残す。これは借りたCDをエンコードしてHDDに残すことと同じことである。後者の行為は、厳密には法的に問題がないわけではないが、一般的に行われていると云ってよいだろう。一方、前者の行為は、なぜか規制される方向にある。個人でのリッピングには刑事罰の対象にはならないが、違法であるとのこと。また、リッピングソフトを配布する目的で作ることは、罰則が設けられる(※1)。これでは、リッピングソフトが手に入らなくて困ってしまう。
500GBのHDDに768bpsでエンコードした動画を記録すると、約30日分の動画が保存できることになる。おおよそDVDで360枚分である。これだけの量の映像作品が必要なのかという疑問も生じるが、これだけの映像作品がHDDに収まっていれば便利だと思う。1年くらいで何回も同じ作品を見ても、懐かしいなぁと思える規模だろう
このムダとも思える体制を整えるため、TSUTAYA DISCASでDVDを借りる。毎月1,958円を支払い続けて、毎月8枚のDVDをひたすら借りて約4年かかるれ計算になる。金額にすると約10万円である。8,000円の500GBのHDDに10万円の動画が記録されるのである。更にPentium4 2.8GHzではエンコードの速度が遅いために、PCを更新しようかと血迷うほどの消費促進効果である。
これを節約するために、TVで放送される番組をHDDに映してしまうのであるが、これで面白いと思える番組を途中から揃えてしまう屈辱は万死に値する
その最もたる作品が「それでも町は廻っている」であった。
少年画報のヤングキングアワーズに石黒正数により連載されている「それでも町は廻っている」は、2010年10月から12月の間、テレビ放送された。残念ながら、原作を読んでいないし、テレビ放送も9話からしか確認していない。ネットでの評価は、両極端に分かれているようである。
近所のおばあちゃんの喫茶店でメイドのバイトをしている女子高校生の嵐山歩鳥の周りに巻き起こるドタバタをおもしろおかしく書いた作品である。
残念なことは、主人公の歩鳥の声が最悪だということである。なんど作品を見てもこれ以上最悪な配役はありえないという程、最悪である。どうしてここまで最悪な声なのだとなんども聞きなおしてしまうほど最悪である。こうなったらなんどでも聞いてやるために、最高級のヘッドフォンを買ってしまおうかと思うくらい最悪なのである。