Heart Forest

日常生活の中でちいさな楽しみを探して行きます。

読んでて楽しい

2019-09-07 11:16:49 | 読書
こんにちは。

エルです。


残暑が厳しいなあと、汗だくで眼を覚まします。

まあ、朝から昼寝とはこれいかに?
みたいな話ですが。


さて、読み終えるのが勿体無いなあとつくづく思った本。

木内昇『浮世女房洒落日記』

江戸時代の小間物やさん(お白粉やら今でいうパックの素やら女性向けの細々した品物を扱うお店)の奥さんが日記をつけているという体裁。

これがまた、季節感がいっぱい、行事もいっぱいで
お江戸にタイムスリップしたみたいな感覚を味わえます。

大屋さんにお金を納めるのが一苦労だとか、それでも長屋のみんなで花火大会に繰り出すのは楽しいとか。

お嫁入りの仕方も変わっていて、お嫁さんがひとりで鍋をひとつ下げて長屋に挨拶に来て、それをみんなでお祝いしつつ、新居にはできるだけ遅く入るようにするのだとか。
そうして三日間経ったら一旦実家へ戻って改めて長屋へ入るなど。

日記一月ぶんごとに注釈が載っていて、それを読むのも楽しいです。

衣替えも、着物から綿を出して、次には着物をほどいて一枚にして、というふうに春から夏を過ごして、そこからまた逆に秋、冬を、着物を縫い合わせて、綿を入れての作業をする事だったそう。

今でいう豚足を煮込んで冷ましたパックは顔に塗って一晩寝たら洗い流すとか、臭そうだけど効きそうです。

恋のお話あり、火事と喧嘩も江戸らしく出てきます。

つかの間タイムトラベルも如何でしょう?




今日の良いこと・またまた仕事前の灰色Saturdayに陥っておりますが、二輪のアゲハの幼虫も必死に木の枝に隠れているのを見つけたので無事に蛹になれるといいなと思いました。


今日は朝から鬱々いらいら。

仕事はせっかく短時間に刺せてもらっているので、早めに帰って細かく寝るようにしようかなと思います。






皆様に幸運を!