おはようございます。
エルです。
こんな夢をみた。
夜の小児病棟で、ふらりと入った部屋。
薄暗い室内では、ビニールとプラスチックで出来た赤や紫の竹トンボが飛んでいた。
「すごいね。とてもきれい。さわっても良い?」
おかっぱの女の子がうなづく。
「6時間くらい飛んでるんだよ。」
飛んでるのを手でつかむ。
胴体は柔らかいけど気持ち悪くない。
食べ終わったパピコのアイスに空気を入れたような感触。
紙飛行機を飛ばすようにすると、また飛び始める。
竹トンボじゃなくて変わった羽根の蝶のよう。
女の子に本を見せてもらう。
切り取ることが出来るようになっている絵本で、それを組み合わせると竹トンボ(蝶?)になるらしい。
切り取る部分には物語が書かれている。
切り取っても物語は本として残るように何枚も付いている。
分厚くて飛び出す絵本(仕掛け絵本)のよう。
自分自身がよく入院する子どもだった。
夜中に付き添いの親たち(うちは共稼ぎだったので不在。)が泣きながら話をするのを聞いてしまったことがある。
「お母さん、私の病気は何ていうの?って訊くんですよ。」
あの頃は敢えて他の子どもたちの病気は考えないようにしていたと思う。
田舎の病院で、子どもは皆同じ部屋だった。
あれから何十年も経った。
私はこどものまま歳をとった。
今日の良いこと・休みの日はいつも思うが、布団のなかで雨の音を聞いていられるのは幸せだなあ。
皆様に幸運を!