ラヂオ惑星モルファス

コロナの中で考える・・・

世の中の報道はすっかりウクライナ一色になりました。非道なロシアの戦争行為ですから当然なんですが・・・先週母親が入所中の特養で転倒して大腿骨を骨折して入院。手術・・・というところまで10日12時過ぎのブログに書きましたが、なんと、15時過ぎに病院から連絡があり、急遽11日の13時以降に手術をします、と。

11日の午後は定例の会議もあり、末席ながら役員のため4月の総会の日程などを打ち合わせする役員会も予定されていました。見方を変えれば、特に問題なく病院に行けるということでもありました。

手術も無事に済み、早くも14日以降の退院の日程を気にしなければならなくなりましたが、本当に有り難いことでもあります。Drや看護師さんも丁寧に接して頂き、明確な言葉で説明してくださったので助かりました。このコロナの中でいろいろな意味で気苦労も多いと思いますが最前線の人々は骨惜しみせず患者のために仕事をしています。

なので、今回アエラ電子版の記事がとても気になりました。著作権の承認を頂く手続きはしていませんが、一部分を引用させてください。

「コロナ検査が足りず治療に遅れ 国に欠けるのは「患者目線」と専門家が指摘」

 ・・・(前略)・・・日本の人口1千人あたりの検査数(7日間平均、2月下旬)は1.32件。米国3.03件、英国10.93件、オーストリア58.59件などと比べても先進国最低レベル。その結果、東京都の陽性率は35.2%(3月2日現在)。世界保健機関(WHO)は各国が感染拡大をコントロールできているかの基準の一つに「陽性率5%未満が2週間続いている」を挙げるが、遠く及ばない。

 政府関係者は「検査数が少ないのは、検査体制の整備を怠ってきた証拠」と話す。

「岸田文雄首相は積極的に増やす意向でしたが、厚生労働省は消極的でした。当初から検査を抑制したので、今さら方向転換できない。スクリーニング検査で多くの陽性者を出すと保健所の役割や感染者の療養を明確に法令上規定して対応しなければならなくなるが、それでは厚労省がコントロールできなくなりかねない。結局、政府は『通知』を出して抑え込んできました」・・・(中略)・・・

所管の内閣官房に尋ねると、「議会があって担当者がつかまらないので後日に」と答えた。

 医療ガバナンス研究所の上昌広理事長はこう指摘する。

「厚労省の医系技官たちは、通知を出すだけで責任を負いません。今の日本に欠けるものは患者目線です。世界はリモートでの検査が拡大しています。患者が自宅で早期に検査を受けやすくする体制づくりが必要です」

 

この議論は2年前コロナウイルスが日本の上陸した頃からずっと繰り返されています。私も、2021年8月のこのブログで「ボーっと生きているような政府閣僚や、自分のご都合で「国家の大義」を見失っている官僚たちが、いまや多くの国民を殺そうとしています。」と書きましたが、情けないことにこの状況は今も続いています。「検査は意味が無い、やる必要は無い」という主張を続けて来た元大阪府知事のプロパガンダにも責任があります。又、その主張を垂れ流し、「検査をすべき」という意見を採り上げなかった大阪のマスコミにも責任があります。

ラジオを聞いていてハッと気付きました。「第一次世界大戦での死者は1600万人。その頃に流行したスペイン風邪の死者は1700万人から5000万人、一説には1億人とも言われている・・・」とのことでした。戦争よりもウイルスや細菌の方が人間を殺している・・・ということでしょう。

コロナとの戦いも戦争ではないでしょうか?


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