【半休中】Beyond talk to oneself

子どもや日常、スポーツ回顧、時事の疑問に世の声の1人として触れていきます。競馬予想はあくまで履歴と仲間向けです。

女子W杯2015カナダ Semi-Final 日本vsイングランド

2015年07月02日 21時16分09秒 | サッカー日本代表
劇的な格好で大半が想定した2-1での勝利。
先日も書いてマスコミも言っているがイングランドに初勝利。
これで今年は欧州の未勝利国を潰した。
直前の親善試合で7戦全敗のイタリアを、
そして4戦2敗2分のイングランドを今日土をつけることに成功した。
これで複数対戦していて勝ったことない国は無くなった。
1戦して勝ってないのは南アとチリがドローでチェコに負けてる。

ただ米国には勝ったことがあるが1勝のみ。1勝6分23敗。
この数値は絶望的。無理な相手。
前回のW杯は雌雄を決するためにPKで勝ったが、
それが虎の子の1勝か・・・と思うと違う。
公式リザルトではあれはドロー。
ではいつ?というと、2012年のアルガルベ杯。
あの3戦目の米国戦で宮間の左からのファーのCKを
高瀬がヘッドで叩き込んだ1-0で90分勝利をしたのだけ。
そういえば今更気が付いたけど、高瀬が居ないんだな。
まぁ安藤が離脱して菅澤もイマイチで大儀見大ブレーキだから
居て欲しいけど、予選などであの程度のパフォーマンスだと
選外になってしまうのも仕方ない。期待値高かっただけにね。

ということで、米国戦はまず負ける。
米国対ドイツが事実上の決勝戦だったと思う。
だけど前回同様にここまで来たらやるしかない。
澤、大野、川澄がまだノーゴール。
彼女らが1点ずつ取って3-2で勝って欲しいね。
米国はおそらく2点は取ると思う。
美人過ぎて股間に響くモーガンの裏へのとび出しは脅威だし、
持ち込むし速いし文句なしのFWだから、
ロイド、ラピノー、ルルー、もちろんワンバックも含め手ごわい。

勝つためには日本らしいシステマティックな連動。
それで上がって行く勇気。前を向く勇気。切り込む勇気。
スペースに動く勇気。スペースに出す勇気。シュートを打つ勇気。
それに尽きる。
今日も相手の速いプレスに出しどころを欠き困惑してた。
多少はいなしたりして縦を向いたがまだまだ足りない。
突っかけられて倒されればファール貰うのだし。
もっとも審判によりけりでリスキーだけど、
そこに笛貰えなかったらピンチだと臆してるから出来ない。
だから勇気。
今日のイングランドがいいフィジカルを活かした相手で
結果としていいシュミレーションになった。
米国は昔ほどパワーに任せては居ないので、
面白いゲームが見られるかもしれない。

で、今日の回顧だけど、トータルではイングランドが支配してた。
確実にイングランドがフィジカルと一発のパワープレーを活かし
日本を圧倒していたのは事実。
ボール保持率が日本が高かったとしても持たされていただけ。

開始早々30秒であわやのシュートを浴びる。
苦しいとか負けを意識した最初の瞬間だった。
20分の宮間は中央に戻ったが、あのまま左に切り込んで
シュートやグラウンダーのクロスで良かったかと。

そして30分にはあの先制のPKとなった有吉の倒された場面。
あれは確実に押し倒してる。確実にファール。
でもいろいろとあった。
まずはクラブでもよく阪口からキラーパスが出るので
阿吽の呼吸で有吉は駆け上がった。
そこに見事に飛んできたのだが、有吉はトラップをミスした。
だから減速した。(どっちみちシュートに減速するところだが)
後ろから詰めた相手は、急に減速されて止まれるわけ無い。
ぶつかると思えば、壁だろうが人だろうが防御本能から手が出る。
なので悪質なものではなく、本能的に倒してしまったのだ。

そしてペナルティエリアに倒れた有吉を見て主審はPKのジャッジ。
故意ではなくてもハンドを取られたりなど当たり前なので
当然の極意で仕方ないことだ。
・・・と思ったが、他の審判ならどうだっただろう?
倒れた場所はエリア内だが、手を掛けられたの直前。
本来ならギリギリ手前からのFKが妥当なジャッジだった。
でも主審はPKを宣言した。
もしかして違ったかという疑念を持っていたかもしれない。

しかし有吉はこれだけだったなぁ。
他に2つは縦への長いスルーパスがあったが、
相手DFが追いついたと見えると一気に減速して諦めてた。
あれはそのまま加速してボールを追って、
体を当て合いながら中へ折り返さないと。
ファール貰ったら深いところでラッキーだし、
取られても安全でしょ。敵陣深くなんだから。そこが不満だった。

で、宮間はGKとの長い駆け引きの後、
体を開いてどう見ても右に蹴るのだという姿勢で足を振り下ろし
GKは読んだとばかりに左に飛ぶが、
宮間は軸足を中心に左に回転するかのようにねじって足を振りぬき
(だから蹴った後両足が重なる様な面白い格好に)
左のポスト付近に突き刺した技ありのキックだった。

だがそれは8分後にこっちもだと言わんばかりにやってきた。
PK出せば、相手方にも出しやすいのがある種の常識。
それが起こってしまった。
でも倒れたホートンはOAを見る限りただのシュミレーション。
本来笛は彼女のそれに吹かれていないといけないように見えた。
でも倒したとされる大儀見が何のアピールもしない。
こっちが貰ったからあっちも出やすいから仕方ない…。
そんな聞き分けのいい感じで捉えているのか!?
ドンだけおりこうさんなんだよ!?
ホワイ!ジャッジマン!ピーポー!とか厚切りみたく言えよ。
そう不満に感じて血圧が上がった。

それはこの時から試合終了まで暫く続いた。
結局相手にもPKを決められ、日本が勝たない限り、
このミスジャッジを恨むこととなり、
世紀の大誤審を思えば、この主審が仕事を失うとも。
さらにはこのホートンには直ぐにでも罰が当たりますようにと
シュミレーションで得たうがったPKで点を取ったことに
反吐が出るほど嫌悪していたから強く思っていた。

ともかくこのミスジャッジに勝ってやらないと
自分たちにもにわかも含めた我々国民サポも浮かばれないし、
あの主審が資格剥奪レベルの失格者である苦情を
大勢が強く叫ぶこととなるし、
事実は消せなくても、火を小さくするにはそれしかないと思った。

後半に入ると主審はあまり笛を吹かなくなった。
FKをPKにしたこと、シュミレーションを逆にPKにしたこと。
この大きな2つの大赤恥を広げないように恐れているのか?
鮫島倒されてんのに笛が無くあわや交代のホワイトがゴールを
(この日のサメはピンチシーンで目立ってた)
決めそうだったが海堀ファインセーブとか凄く危なかった。
どう考えても絶対ファールなのに。
それどころかパスミスを奪われてバー直撃弾食らうとか、
CKから開始30秒の軌道のような際どいヘッド打たれるとか、
逆転される臭いが凄まじく漂っていた。

しかしフレッシュな岩渕を投入すると、
彼女が持ち味を発揮しだし、カンフル剤として変化が生まれる。
なんとなく光が差す気もしなくも無かった。
だけどイングランドは得点感覚の鋭いカーニーを投入。
嫌な空気は一層だが、延長が見える中、相手はカードを使いきる。
こっちはまだ岩渕の1枚だけ。
攻撃の枚数を増やすも、サイドを代えてかき回すも、
中盤を増やしてプレスを厚くする等展開に有利!
相手は90分で決める気満々で押せ押せで来て、
大儀見もファール連発で止めたり必死。その分カードも貰ったが。

アディショナルタイムに入って、もう延長だ。そう思った矢先に
互いにロングボールでの大味な展開が続く中、
攻め込んだボールをロングに弾き返されたのを熊谷が収め、
右へロングに出した川澄がフリーで受けショートカウンターで
最前線に長いスルーパス。相手は3人こっちは大儀見と岩渕。
3人に挟まれるようにニアに大儀見、ファーに岩渕が居た。

大儀見に通る!
ダイレクトが理想だが、受けてツーで打っても決まる!
そんな3人のDFの一番ニアには届かないと見える最高のコースへの
キラーパスが川澄から飛んできたのだ。大チャンス!!
だが噂のとおりなのかこの2人のホットラインは相手DFに切られた。
良く届いたなと思うように足を伸ばして走りこんだそれは、
自陣のゴールマウスの向かって右角付近のバーに当たって、
ゴールマウスに落下して、回転の関係か枠の外に出てきた。
そつなく裁いているのに誤審が多い主審に金貰ってたら
ここはノーゴールにするんだろうと、それやったら日本には
一生涯来させないぞとばかりに1秒で立腹してジャッジメントを
見守ったが、大儀見が両手を広げて、やっぱノーゴールか!
ここは強く抗議だ!!!と思ったら、主審の手がセンターサークルを。

あ、入った?(///∇///)
(9 ̄^ ̄)9 のす!

その後、1分少々凌いで誰もが思った延長が無く、
澤も近賀も入りそうで入れなかったが、
全体を考えれば90分で終わるのがいいに決まってる。

とにかく決勝点直後に映ったのがあのホートン。
てっきり彼女がオウンだと思った。
だからやっぱサッカーの神様は居るんだよ!!
あんなインチキのシュミレーションするから、
インチキで点を奪ったんだから、お前が相手に失点を献上せよ。
そんな裁きが降りたんだと思うよ!!!
・・・と思ったら、神様は間違った!!!
同じCBだが5番のホートンではなく、6番のバセットだった!!
ホートンは攻守5人のセンターに居たね。

だから罰が当たったざまあみろ!!m9っ`Д´)
そう思ったが、バセットは大舞台での決勝オウンとは気の毒だった。
あれは誰でもやる。
自分が当てなければ大儀見に渡る。
位置的にもエリア内で大ピンチ。とにかく枠の外に出さないと!
そう思って走りこんだ足を最大限伸ばして当てたそれは
枠の右の外にゴールラインを割ってCK献上のほうが
このまま枠のまん前で蹴られるよりも失点の確立は低いし、
枠の右ではなく、枠の上に逃がそうとしたのかもしれないが、
意味合い的にはどっちも同じ。

バーやポスト直撃がイングランドに2本あって、
(サメは宮間のスローインを前線に大きく蹴りだせずその危険に)
疑惑のPK入れて6-3でなくても5-3でイングランドが勝った内容。
それがそうならなかったのは、イングランドは1つ凌いだが、
日本は4~5つ凌いだということ。守り勝ち。
そう思うと、山根じゃなく海堀で本当に良かった。
佐々木は山根にシフトしてたので、よく本番で海堀に固定した。
前回同様に私の声が届いているみたい。(決勝では山根か!?)
強いて海堀は今日は前線へのフィードがミス多かった。



ところが時が経つにつれ、若干誤解や疑惑の下方修正要因が。

角度の違うのを見ると、大儀見がかかと踏んだみたい。
熊谷に全部隠れているが、真裏に大儀見が居て
その右足がマスオさんの「えー!」みたくつま先が上がってるのは
ホートンのかかとを踏んだように見える。

でもだからといってあの回転して倒れるのは大げさで
シュミレーションレベルに変わりは無い。
主審もかかと踏んだのをみていたとしても
その程度でいちいち笛吹いてたら競った場面の随所だし
試合になんかならないよ。まして重要なPKになる場面で
いくら日本に先にミスでFKをPKにしてしまったとしても
この程度で笛は吹かない。もっとそれっぽい場面で出すだろう。
これまで男子の試合だが、該当しそうな場面がなかったとして
PKを与えてもらえないまま終わった試合も見ている。
それなりにもらえそうな場面があったにもかかわらずだ。
それが妥当なジャッジじゃないのかね?

ただ本当のシュミレーションに主審が騙されたのではない事で
凄い怒りは大分溜飲を下げた。主審とホートンの名誉も一定回復した。
ただそうなってくると、頑張ってセーブしようとしたバセットの
気の毒さが以前より浮き彫りになった。
それとイングランドの前線フィードのパワープレー多様。
プレスも速いので日本も出しどころ無くロングボール多様。
非常に大味なゲームだった。
パスサッカーがいいとは言わないが、イングランドも今回ベスト4で
もしかしたら3位かもしれない。(ドイツが勝つだろうけど)
そしてランクは今や6位。相応しい試合をして欲しい。

開幕前予想が決勝トーナメント1回戦で負け。
結構格下なら勝つけど、次のベスト8で敗退と予想。
もちろん応援しているし、連覇して欲しいのが大前提で。
それも選手より佐々木の采配に疑問があって。
でもここまで来ると、また彼の勘違いが増大し、
マスコミも世界もそれを認めたがる。
直前までメンバー固定しないでなんてありえない。
戦術も理解できないものが多く、
本番が始まり、その途中から初めてメンバーが固定された。
そんなのは選手たちが優秀でやりこなしているだけ。
普通そんなの呼吸など合わない。
悪い意味で同じ顔ばかりだが、いい意味で奏功して合わせられている。
その背景でここまで上がってこられたことを知って欲しい。
普通は固定メンバーばかりで、出られないときに入ったメンバーが
息が合わないというのが課題になる。
それを克服するためにと、常に違うメンバーでやるのは
本末転倒で個人競技ではない分、連携は凄く大事。
だからありえないことだったのだから。

そんないい意味で裏切ってここまでまたも来てくれたなでしこに、
前人未到の連覇を達成して欲しい。

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