アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

カイノキ - デンパーク(愛知・安城)

2018-11-30 12:07:56 | みんなの花図鑑

黄葉がきれいな樹。
名前が分からなかったので、検索して「カイノキ」と判明。




私も 画像検索は するのだが、検索用語が適切でないことが多く、ヒット率はあまり芳しくない。
しかし今回は
「黄葉がきれいな木 ノブドウ
で検索して、「カイノキ」に行きついた。
えっ、 ノブドウ ?!




そうなんです。こんな果実が なってるんです。
これ、どうみても ノブドウ を連想しますよね(^_^.)




実はすべて赤いこともあれば、この房のように ノブドウさながら、カラフルに変化することもあるという。




出会ったカイノキは 黄葉が美しいが、真っ赤に紅葉するカイノキもあるという。

ウルシ科 カイノキ属。
学名 Pistacia chinensis (ピスタシア シネンシス)。
支那(しな)生まれの ピスタチオ??!!
ナッツのピスタチオ Pistacia vera(ピスタシア ベラ)は、ウルシ科カイノキ属の実だったのです。


ピスタチオ - シリア・アレッポ近郊


秋咲きトリトマ - デンパーク(愛知・安城)

2018-11-30 10:52:07 | みんなの花図鑑

秋咲きトリトマ の 'クリスマス・チアー' です。
ススキノキ科。




一般的なトリトマの開花は初夏ですが、この品種は 晩秋~初冬咲きで、花も長く一ヶ月ほど咲き続けます。




品種名’クリスマス・チアー’ は名前のとおりで、デンパークのクリスマスイベントごろから咲き始めます。
(以上、そばの看板に書いてあった解説のコピーでした)




現在は Knipholia属に分類されますが、昔の属名がトリトマだったので、現在でもこの名前で呼ばれます。




トリトマ(Tritoma) の和名は シャグマユリ (赤熊百合)。
赤熊 とは 兜に付けた 真っ赤に染めた ふさふさの ヤクの毛のこと。
赤熊の他にも 白熊、黒熊(こぐま)がある。
江戸城 無血開城のとき、官軍がこれを戦利品として 押収し、赤熊は土佐、黒熊は薩摩、白熊は長州が まとい、勝者であることを誇示したそうだ。

なので、トリトマをみると
大河ドラマ「八重の桜」を想い出す。

・・・
悲しいお話は 忘れましょう (ー_ー)!!
ブログ仲間から トリトマが キダチアロエに似ていることを 教えてもらった。
2年前の12月に撮った キダチアロエ へのリンクを貼っておきます。

キダチアロエ - 愛知県安城市-農家

モミジバフウ - デンパーク(愛知・安城)

2018-11-29 20:15:30 | みんなの花図鑑

モミジバフウ、またの名を アメリカフウ。




モミジバ は 「紅葉葉」、フウ は 「楓」。
つまり、 「紅葉葉楓」、これで モミジバフウ なのだw




まあ、そんな名前のことより、この独特の果実を見てやってください。
あちこちの公園の モミジバフウ、果実を訪れた人が 拾ってますよ




これは 地ビール工場横の モミジバフウ。
すごいでしょ♪ 実ばかり なってます。



ハゼノキ - デンパーク(愛知・安城)

2018-11-29 19:13:50 | みんなの花図鑑

久しぶりに デンパーク散策。
風が出てきたが、空は 快晴。



よく似た ヤマハゼ は 枝や果実に毛が生えています。




陽が葉を透かして より赤色が映えるアングルを得ようとするのですが、歩ける位置が限られているので、葉の下に回り込めません (T_T)




蝋を採るために、中国から輸入されたのが 始まり。
それが 野生化した。
野生化の功労者は 鳥。
果実に脂肪を含むので、野鳥が好んで食べるそうである。



イヌタデ - 愛知県岡崎市

2018-11-29 08:03:42 | みんなの花図鑑

イヌタデの花は、赤まんまといって、穂全体としてみれば 赤い のだが、花が開くとそこだけ白くなるのでよく分かる。




マクロレンズで 花に近づいてみる。
5枚の花弁(正式には 花被片)の中にめしべとおしべ。
白い大きな粒が めしべの柱頭。柱頭は 3つに分かれている。




もう少し 近寄りたいのだが、私のマクロレンズでは これが限界らしい。




写真からは分からないが、検索して調べたところによると、雄しべは 8本。



オオニシキソウ - 郷東川(愛知・安城)

2018-11-28 16:38:02 | みんなの花図鑑

オオニシキソウの果実は コニシキソウに比べると相対的に大きく重いので、成長につれ、カップ(杯状花序の杯)の外に飛び出しぶら下がることが多いのですが、ここの オオニシキソウ は果実が大きくなっても 上に向け 持ち上げたままです。




先日来、ずっと 注目しているのが 果実と同じ高さの 爪楊枝状の 器官。
上の写真では 果実に挟まれ、果実とひとつ置きに 出現?しています。




同じ個体を ピント位置をやや下にずらして、撮っています。
ピントの合ってる 果実や問題の爪楊枝の根元の、「つくしの はかま」みたいな部分、これが 雌しべや雄しべを産みだす元の杯(カップ)です。




黒化している果実がありました。




問題の爪楊枝について、今、
第1の仮説は 「受粉しなかった雌しべ」という説ですが、
今日は 第2の仮説として
すべての果実が 黒化するのではないと思いますが、もしかして、こんな風になって 果皮が割れて種子がこぼれた後の果柄は 問題の爪楊枝みたいになるのかな??
を付け加えたいと思います (´∀`)




コシロノセンダングサ - 愛知県安城市JJ

2018-11-28 16:09:25 | みんなの花図鑑

花がないので 分からないのですが、
ひっつき虫(そう果)の形状から コシロノセンダングサ ということにしておきます。




もっとも そう果 も、アメリカセンダングサを除き、コセンダングサも センダングサ も このシロバナセンダングサも ほとんど変わらないのですが・・・
「そう果は4稜があり、先端の3〜4本の冠毛に逆刺がある。」(松江の花図鑑「ひっつき虫」)




若い そう果。



紅葉もきれいですよ



コニシキソウ - 郷東川(愛知・安城)

2018-11-28 14:02:51 | みんなの花図鑑

郷東川堤防の 砂利の上を這う コニシキソウ。




果実の表面は 毛が多い。




果実の後ろの 「リンゴの芯」のようなものは なんだろ?
(先だってから、ずっと 宿題になっていること)




そう、この円の中の 「爪楊枝みたいなもの」のことです。
画像の 円の中には 3つの杯(カップ)があって、いちばん左は 実った果実は 向こう側に 倒れている。
残る 2つのカップから 問題のものが出ている。
茎の太さは ちょうど果実をぶら下げている果柄の太さくらいだ。




さらに 近づいてみると、左側の果実のなっているほうのカップは 黄色い粒がみえる。これは花粉を入れた 雄しべ だろうか?
果実の実ってないほうは、扁平なヒラヒラが4つ あるように見える。これは 蜜腺の名残りか?




左半分の 3つの杯(カップ)にピントを合わせているが、
下向きの杯は 果実をぶら下げている。
上向きの2つのうち、左側は リンゴの芯のような茎の根元に 4つの米粒上の器官がついている。
最後の 右側のものは となりの左側と同じだが、途中で 成長が止まり、やや枯れかけている。そのため、中央の柱も 細い。