「マディソン郡の橋」を超え、全米に「きみ読む」現象発生を巻き起こし、1200万人が愛に震えたというキャッチフレーズでした。私は「マディソン郡の橋」を見ていないので、どちらが良かったとかは言えませんが、感じたことを書いてみます。
とある療養施設に一人暮らす初老の女性。老いこそ迎えてはいるがたたずまいも美しく過ごしている彼女はしかし、情熱にあふれた若い時代の思い出をすべて失ってしまっています。そんな彼女のもとへ通う男がいて、物語を少しずつ読み聞かせています。語られるのは1940年代のアメリカ南部の小さな町の、激しい夏の恋物語。365通の手紙、白鳥の棲む湖、などのエピソードと美しいアメリカ南部の風景、懐かしい音楽などを交えながら、ストーリーは展開していきました。
お金持ちの御曹司を選ばずに、初恋の男を女は選びました。「お金や裕福な暮らし」より「ひたむきな愛や情熱」をとったというところでしょうか。理想と現実のはざまで迷う場面でしょうが、自分の心に素直に、正直に生きる道をやはり選びたいものですね。身分違いの恋はよくあるものですが、外見や身分など外面的なものや世間体よりも、中身や自分の素直な気持ちをとったほうが、やはり後悔がありません。恋愛に限らず何事でも、自分で後悔しない、納得のいく道を選びたいものです。
「私はどこにでもいる平凡な人生を歩んできた平凡な男でも、ただ一つだけ誰にも負けなかったことがある。私には全身全霊を傾けて愛し続けた妻がいる。それだけで十分だ」という夫は、最後にアルツハイマーの妻が自分たちの話だと思い出してくれて本当に良かったと思います。医師の海原純子氏が「愛は、医療の手の届かない無意識の部分、魂に働きかけてそれを癒す力をもっている」と書いていますが、それを実感する映画でした。
とある療養施設に一人暮らす初老の女性。老いこそ迎えてはいるがたたずまいも美しく過ごしている彼女はしかし、情熱にあふれた若い時代の思い出をすべて失ってしまっています。そんな彼女のもとへ通う男がいて、物語を少しずつ読み聞かせています。語られるのは1940年代のアメリカ南部の小さな町の、激しい夏の恋物語。365通の手紙、白鳥の棲む湖、などのエピソードと美しいアメリカ南部の風景、懐かしい音楽などを交えながら、ストーリーは展開していきました。
お金持ちの御曹司を選ばずに、初恋の男を女は選びました。「お金や裕福な暮らし」より「ひたむきな愛や情熱」をとったというところでしょうか。理想と現実のはざまで迷う場面でしょうが、自分の心に素直に、正直に生きる道をやはり選びたいものですね。身分違いの恋はよくあるものですが、外見や身分など外面的なものや世間体よりも、中身や自分の素直な気持ちをとったほうが、やはり後悔がありません。恋愛に限らず何事でも、自分で後悔しない、納得のいく道を選びたいものです。
「私はどこにでもいる平凡な人生を歩んできた平凡な男でも、ただ一つだけ誰にも負けなかったことがある。私には全身全霊を傾けて愛し続けた妻がいる。それだけで十分だ」という夫は、最後にアルツハイマーの妻が自分たちの話だと思い出してくれて本当に良かったと思います。医師の海原純子氏が「愛は、医療の手の届かない無意識の部分、魂に働きかけてそれを癒す力をもっている」と書いていますが、それを実感する映画でした。