心の音

日々感じたこと、思ったことなど、心の中で音を奏でたことや、心に残っている言葉等を書いてみたいと思います。

福岡ソフトバンクホークスが逆王手ー明日は松中のバットに期待

2005-10-16 23:22:20 | Weblog
 昨日の興奮もさめやらぬまま、鹿児島に帰ってきてスカパーを見ながらの応援でした。先発の和田は肩に違和感があるということで、早めの継投となりましたが、5回無死1・2塁というピンチで登場した吉武が、すばらしいフィールディングで、バントを3塁で封殺。その後も冷静なピッチングで、見事な好投を見せました。三瀬、馬原も続き、強力ロッテ打線を抑えたことがまず勝因です。今日はエースの斎藤がベンチに入っていたことも、色々な意味で大きかったと思います。
 得点は、ズレータの2発。特に2本目はコンパクトに振りぬき、ライトにもっていったのが見事でした。松中は相変わらずヒットは出ていませんが、昨日、今日と四球をよく選び、勝利にしっかり貢献していると思います。しかし、最終戦の明日は是非、バットでも大きな貢献を期待したいです。そして、昨年の無念を晴らしてほしいと思います。

ソフトバンク首位の意地ー福岡ヤフードーム、プレーオフ第3戦観戦記

2005-10-16 23:07:00 | Weblog
 がけっぷちに追い込まれたホークス。3連勝を祈念して、鹿児島から家族4人で応援に行きました。昨年は、西武に王手をかけられた後の第4戦を見に行き、鹿児島出身の川崎宗則選手のホームランなどで、勝ちました。今年も是非勝ってほしいという気持ちで応援に行きました。
 先発新垣はいいピッチングをしたと思います。7回途中までで2失点は責められません。しかし変わった三瀬が初球を福浦に打たれ4対0になってしまいました。8回裏のホークスの攻撃もあっさり3者凡退。ロッテの9回は守護神の小林雅。敗色濃厚で、ロッテの胴上げは見たくないと、周囲の人も含め、ここで帰ったホークスファンも少なくありませんでした。しかし残ったファンは逆転を信じて、必死の応援です。
 先頭打者のカブレラがセンター前ヒット、1アウト後、代打大道の投手前へのゴロ。大道は一生懸命走り、小林は1塁へ悪送球、1塁・3塁とチャンスが広がりました。大村のヒットで1点、続く川崎もレフト前ヒット。ヤフードームはすごい盛り上がりになってきました。またこの時2塁走者の鳥越と3塁の今江がぶつかり、走塁妨害ということで、鳥越のホームインが認められました。しかしロッテ側の抗議で、判定は覆り、接触はあったけどホームインは認めないということになり、ヤフードームは一転して大ブーイング、メガホンなどが投げ込まれ一時騒然とした雰囲気に包まれました。審判の説明が不十分で、わかりにくかったと思いました。しかし王監督はここで執拗な抗議はしませんでした。後でニュースで知ったことですが、おせおせムードに水を差したくないという思いがあったようです。そして代打荒金の2点タイムリーヒット。打者は松中。ヤフードームは異様な雰囲気になってきました。しかしここは敬遠の四球。続くズレータは冷静にボールを見極め押し出しの四球を選び、同点になったときは、本当に信じられないような思いがしました。
 延長に入り、馬原が登板している時も、ヤフードームのホークスファンは立ちあがったり拍手をしたりの声援は続きます。そしてしっかり0点に抑えた後の10回裏、先頭のバティスタがレフト前ヒットで出塁、「マイアヒー」の音楽で登場の鳥越がきっちりバントで送り、続く大村はセンター前ヒット、1・3塁になりました。打者は川崎。ヤフードームは大声援です。周りの歓声はすごかったのですが、私はなぜかこの時は冷静で、ここで川崎が必ず打ってくれるという気がしていました。1月の鹿児島での自主トレ、2月の宮崎キャンプでの猛練習を目にしていたからです。野球の神様が降りてくれるような気がしたのです。そして歓喜の瞬間がやってきました。ボールが1・2塁間を抜けた時は、うれしくて涙が出ました。今までたくさんの野球の試合を見てきましたが、球場で泣いたのは初めてでした。川崎選手のおばあさんと知り合いだという妻も泣いていました。今年1月川崎選手の激励会でユニフォームにサインをもらった、小3の野球部新入部員の息子も、大興奮でした。「月間ホークス」の愛読者でホークスの選手の名前に家族一詳しい小6の娘も喜んでいたようです。
 川崎のヒーローインタビューと白星風船、勝利の花火などのセレモニーの時も、今日の勝利は奇跡的だと思いました。僕がスポーツが好きなのは、まさにこのような筋書きのないドラマがあるからなのですが、それを目の前で、しかも必死になって応援しているチームが演じてくれました。2年連続で、川崎のヒーローインタビューになったのも、何かの縁かなと思いました。今日は打線がよくつながったのが勝因だと思いました。
 ホークスには昨年も今年もシーズン1位という意地があります。ロッテも31年ぶりという悲願があります。このようなすばらしい試合をどうして、テレビは放映してくれないのだろうと思うことでした。